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「起業したけど、何したかったんやろ」自分らしさを取り戻すために、東京〜福岡1000kmを17日で歩くというクレイジージャーニー。

おはようございます こんにちは こんばんは
つぶだてる代表のデビです
つぶだてるのValue 「枠を超える〜Atack the Edge~」をテーマに書きます

タイトルにもある通り、私が起業して1年経ったタイミングで東京から福岡までの1000kmを17日で完歩し、自分の枠を超え、器を拡げた体験で気づいた3つのことをお伝えできたらと思います

どんな状況で、なぜ1000kmを歩くという修行僧みたいなことをしたのか
歩いてみてどうだったのか、そして気づいた3つのこととは?

この記事を通じて、読んでくださった方に自分の枠を超え、アップデートし続けることで、人生をより充実してもらえるようなヒントになれれば幸いです


■どんな状況だったか

2016年4月につぶだてるの親会社である合同会社こっからを学生時代の仲間6人で起業。丸1年が経ったタイミングでした。

"何をしたいか"より"誰としたいか"で起業することを決めたことも原因の一つだとは思うのですが、そもそも何をしたいかを持ち合わせておらず、事業を進めることに対して主体的に関わることができずにいました。

また合同会社こっからのVision「Playfulな人生を」に対してもPlayfulという抽象的な概念に対して理解も浅い状態で、一緒に起業した仲間からは「デビにとってのPlayfulは何なのか?」と自分の在り方を突きつけられる毎日。正直かなり苦しんでいる状態でした。

「仲間とガンガンいろんなことにチャレンジできる!」と起業当初描いてたイメージは脆く崩れ去り、訪れた現実はただただ毎日「自分とはどんな存在なのか?」と苦しみ葛藤し続ける日々でした。

■なぜ歩こうと思ったのか

本来の自分は、もっと前向きでチャレンジ精神もあり、様々なことを面白がれる人間だったはず。しかし現実は、暗闇のなかを下を向きながら歩き続けており、自分を保つのに精一杯。

“何を成し得たいと思っているのか”と自問し続けている中で、シンプルに初心に返った時に出た答えが、「他の人とは違うクレイジーなことをして面白がってもらいたい」というものでした。

その状態に自分を持っていくには、誰に何を言われようが"何かにチャレンジし続ける"ことでしか解決しないなと考えた時に、ふと学生時代に友人から京都〜東京まで東海道五十三次500kmを歩こうと誘われたが断ってしまったことを思い出しました。

"バイトに行かないといけない"というすごく普通の理由で大きなチャレンジに参加せず、後ほど大きく後悔したことが、なぜか頭の中に甦ったのと同時に、それであれば倍の距離1000kmを歩けたら、当時の後悔を払拭できるのではないか?
そして「こいつめちゃクレイジーやん!」って思われんじゃないか?と考え始めました。

1000kmってどこからどこ?
調べてみると在住地である福岡から東京までがちょうど1000km。全ての符号が合った瞬間、東京〜福岡まで歩くことを決めました。

■東京〜福岡 1000km/17日へのチャレンジ

チャレンジは決めましたが、実際に考えてみると仕事の都合で最大取れる日程は17日。
また1000kmを割り返してみると、1日60km歩かないといけない。
時速5kmで12時間歩きっぱなしを17日。
休憩などを考えたら合計16時間程度は歩き続けることになる。

本当にできるのか?と不安が何度も頭を通過し、チャレンジすることへの気概を折ろうとしてきますが、完遂できた後に「こいつクレイジーや!」と思われるし、実際めちゃくちゃクレイジーやな〜と考えると、やり切った自分の姿を想像した時のワクワクが勝ち出発日も決めて歩き出しました。

東京の池袋からスタート。
品川を通過し1日目は平塚までの60kmを完歩。
しかし道中、太ももや股関節はガチガチに固まり、痛みは限界を超え何度もリタイヤを考えました。
リタイヤするなら早い方がいい。
そう考え、タクシーを探したり電車を探したり。
ただ歩いている道の付近には幸いにも?乗り物は全く通らず、気づけば平塚まで到着していました。

なんとか2日目をスタートすることができましたが、2日目も小田原を超えたりする中で何度もリタイヤが頭を過りましたが、なんとかゴールへ。
この2日で60kmを歩いたという経験により、"長距離を歩くことの解像度"がかなり上がり、クリティカルに目標設計することができるようになりました。

そのおかげで3日目からは計画→実行がスムーズで、気づけば17日間で1000kmの完歩を成し遂げることができました。
目標設計とPDCAの大事さをリアルに学べたことも付け加えておきます笑

道中、面白いことや怖いエピソードなど多数あり、本一冊書けるぐらいの分量あるのですが、詳細はまた別の機会か個別気になる方は直接ご連絡ください!笑

■旅を通して気づけた大事な3つのこと

この旅を通して多様な体験をし、枠を超えて自分の器を拡げるために大事な3つのことに気づけました。

・結局、決めるのは全部自分

旅をしようと決めたのは自分だし、リタイヤせずやり切ったのも自分。
振り返ると、自分の人生で大事な意思決定をしないといけないタフなシーンで、他人の判断に依存したり、親のことを気にしすぎたり、思考し尽くさずにその場しのぎの甘い判断に流れることが多くありました。

自分の身の回りで起きる「不都合な現実」を起こしているのは自分ではなく、他の誰かや何かが悪いのだと責任転嫁しているシーンもありましたが、
“今の現実は全て自分の意思決定が起こしている”と向き合えるようになった大事な気づきだったと感じています。

・道中をどう楽しむのかと思考する

旅の最中、基本的にはGoogleMAPを見て歩きます。
しかし当時のGoogleMAPの精度はまだ荒く、線路の上や川の上、歩行困難な山道などを案内され、戻ったり別の道を探したりでプラス数キロ歩くことがあったり、また天気予報では晴れでしたが、突然の豪雨に襲われ、建てた計画がずれることも。
行き場のない怒りは発散されることなく、疲労がたまった体に精神的な追い討ちをかけるなんてことが何度もありました。

「この変えることができない状況に対してイライラしている俺、ダサいな・・。」
途中、愛知県の山道でGoogleMAPの通りに行った先が線路だった時にふと思考をシフトする瞬間がありました。
絶対変えることができない状況なら、この道中をどう楽しんで進むのかと考えたほうがより良い結果につながるのでは?と気づけたこともあり、それ以降は「で、どう楽しむ?」と考えるように。
仕事のシーンでもこの発想は生きており、追い詰められた時こそどう楽しむかを考えるようになりました。

・捨てるを覚える

東京から大阪までは大きなリュックを背負っていました。
何かあったらどうしようと10kg程度の様々なものをリュックに詰め込み歩いていました。
しかし、その不安を払拭する用意が足を痛める原因となっていました。
足が限界を迎えたタイミングでちょうど半分ぐらいの大阪へ到着。その日は実家に泊まったこともあり、そのタイミングでリュックをおき、必要最低限のもの(携帯充電器、クレジットカード、家の鍵のみ)だけをポケットに入れて歩き出してみました。

不安から色んなものを背負って歩くより、不安や荷物を捨てて心身ともに軽やかにすることでより力強く前に進めるように。
仕事のシーンでもまさに同じで、不安やおそれを抱えて何もしなかったり調べすぎるのではなく、不安やおそれを捨てて解放し、まずやってみよう。損失許容ラインを突破しなければ、一旦動いてみよう。そうすることでさらに前に進む力になるなと実感しています。

■まとめ

1000kmを17日で歩いてみた結果、自分の器を拡げるための大事な3つのことに気づくことができ、人としての成長を大きく感じることができました。

実際、旅の前は暗闇の中をただ俯き加減で歩いているだけの状態でしたが、旅を終えてからは自分らしさを取り戻し、3つのことを意識し続けたおかげで気づけば仕事のパフォーマンスも上がり続けています。

自分の枠を超えたことで大きな気づきを得ました。
つぶだてるは今後も枠を超え器を拡げることでサービスの提供価値を上げ続けていきたいと考えています。

長文駄文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
直接話を聞いてみたい!とかつぶだてるに興味を持ったなどあれば遠慮なくコメントなどくださいね。それではまた。

デビ

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