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効率的に暗記・記憶する方法 「記憶から思い出す」

アメリカのアマゾンで2014年に発売され、ベストセラー・ロングセラーとなっている本からの紹介です。

アマゾンアソシエイトはやっていません。

この本で筆者が主張しているエッセンスみたいなことは、学習において効率的に記憶するためには、思い出すことが欠かせないということです。

よくやってしまう暗記法として、テキストなどの重要と思って下線を引いたり、蛍光ペンでハイライトしたところを繰り返し読む、講義のノートを繰り返し読むと言うものがあります。しかし、これらの繰り返し読むという方法は、思い出すというステップが少ないため暗記する方法としては、効果が薄いと筆者は述べています。スラスラと読めるからと言って、記憶できているわけではない(流暢性の幻想)として紹介されています。

効果がある方法としては、フラッシュカード(暗記カード)を使うというものです。問題を見て、答えは何かと記憶の中から思い出すというステップがあるため、暗記効率が高くなるそうです。

暗記カードを作るのもいいですが、かさばるため、自分がよくやる方法としては、一問一答を自分で作るというものがあります。

ノートやルーズリーフの右から4分の1のところに縦線を引き、左側に問題、右側に答えを書きます。問題集や過去問などを解いたら、できなかった問題と答えを一問一答にまとめていきます。

問題を自分で作ることは、どのように問題を作ったら効率よく暗記できるか考えるため、非常に良いアウトプットになり、問題を作ること自体も良い暗記法と言えます。

また、解き終わった問題集は解き直したり、解説を再度読んだりしたくないですが、自分で作った一問一答は愛着が出るからか、読みたくなってしまうため、くり返し読むことで効果が高くなる方法です。

茂木健一郎さんの勉強法本で、昔読んだ
脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」
という本でも、茂木さんが高校時代暗記カードを作って成績優秀だった話が出てきたと思います。

最初に紹介したmake it stick は他にも色々勉強法について書いてあり、なかなかおもしろい本です。最近日本でも発売されている、勉強法や記憶法のネタ元であることも多いです。

暇なときもなるべく思い出す練習をしてみてください。

参考までに試してみてください。

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