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真ん中の子ほどかわいがってあげてください。


佐々木正美先生


妻曰く、児童精神科医 佐々木正美先生は神だそうだ。

しばしばリビングにも佐々木先生の本が置いてあるのだが、改めて読んでみると「はっ」とさせられる言葉ばかりだ。


「どうして」というのは親がいらいらしているからです。


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「子どものため」を思っての発言も結局自身の都合だったりしますよね。親は決して子どもよりもエラいのではないというのは常に言い聞かせないといけません。

子どもに対する接し方はこれで合っているのか、佐々木先生ならどう対処するだろうと考えると自ずと答えが出るような気がします。

そんな本の中で今回注目したのはこのフレーズ。


真ん中の子ほどかわいがってあげてください


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今年の春から調子が悪いのは次男。新しい中学校という環境に馴染めずにいます。

長男の入院時、長女もまだ小さかったこともあり、我が家は次男に頼りっきりでした。真ん中の子ということもありバランスもとれているのでしょう。何かと次男に我が家の癒しを求めていたような気がします。

そんな次男が今、苦しんでいます。

でも今こそ次男に甘えさせる時期なのかもしれません。


次男が見つけた居場所


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「パパとフットサルに行きたい」

学校に行けない日、決まって次男が私を誘ってくれる。

私が在宅勤務であることもあり、フットサルが始まる20時は運動するには絶好の時間。日々のマラソンもいいが、ボールを蹴るにもストレス解消にはもってこい。二つ返事で次男とのフットサルデートだ。

フットサルは中学生以上が参加でき、女性や年配の方もいる。。基本楽しむことを目的として集まっているので皆優しい。無論怒られることもなければ、ミスしても「ドンマイ」という声がグランドに響く。

そんな大人たちが集まる優しい場が次男にとっては今の癒しなのだろう。キラキラした目でボールを追う次男は何よりも充実している。フットサルコートが今の彼の居場所なのだろう。


学校には行けないけど、社会とは繋がっている。


学校は勉強するだけの場所ではなく社会との接点だと私は思っている。社会の入口だとしたら大人と混じってプレイするフットサルも立派な社会だ。

フットサルの2時間は私にとっては大好きだった体育の時間だ。学校であれば、親が子どもと一緒に学ぶことはできない。

でもフットサルコートなら子どもと一緒に学ぶことができる。

「パパ、今日は5点ゴールしたよ」という言葉に私は答える。「パパは2点だったな~」。スポーツでは親子という垣根はなくなってプレーヤーとして話すことができる。


パパ!今日は5点決めたからコンビニでラーメン買いたい!


しっかり学んだ後は腹が減る。私は息子のオーダーを受け入れつつ酒を買って風呂上がりの一杯を楽しむ。

子どもの居場所は確保されているか、もし居場所がないなら親が見つける。それが親の役割なんじゃないかなと思う。

さて次の体育の授業はいつかな。

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