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経験をシェアしよう ~ #GWに読む一冊 #シェアする美術 を読んで ~


#GWに読む一冊


Yappiさんのウェビナー「マーケターがGWに読むべき1冊!
著者との対談ウェビナー」
で紹介していた #シェアする美術 を読みました。


宣伝会議のセミナーでも最近は「中の人」(実際にSNSを運用する企業担当)が語る場が増えています。私もしばしば「中の人」の話を聞きにいきますが、セミナー後にできる長蛇の列が印象的。セミナーも盛況でニーズがあるいうことは、悩んでいる担当者も多いのだと思います。


SNS担当者は「外」だけでなく「内」にも発信していく義務があると思っています。SNSマーケティングの重要性が理解されず、「じゃあ、やらなくていいか」となれば、会社にとって大きな損失です。

本で語られている言葉も現場を経験したからこその説得力があります。どれだけ外部から提案されても、担当者が本気になって社内説得できなければ意味がありません。

SNS運用に答えはない


著者も語っていましたが、経験者から見たSNSの本質がたくさん語られています。受け売りではない「自分の言葉」は強い。

現在の「インスタ映え」という言葉にはマーケティングの作為が入りすぎています。「インスタ映え」という言葉自体も、正直、気持ちの良い言葉でない気がします。

あくまで私の解釈ですが、個人同士で成り立つ会話「映え」に、企業が無理やり入っていけば、違和感が生まれるのかもしれません。

また本の中では、キャラクター化されている人気公式Twitterの運用も属人化などといったリスクがあると書かれています。公式同士が会話をするのも特殊で決してマネができる運用ではありません。参考にはなりますが、「面白い投稿」=SNS運用と勘違いしてはいけません(お笑い芸人のSNS運用なら話は別ですが)。


実際に個人でSNSやっていますか?


著者の洞田貫さんは実際に個人でもInstagramなどを試してみたと書いてありました。この自分でトライするのも非常に重要です。まずはやってみる、いまどき有料のSNSはないわけですから、自身がやってみて、どんな会話が繰り広げらているのか肌で感じることは大事。


担当者(担当になるであろう人)に「実際にSNSやっていますか?」と聞いてみる

SNS導入の際にはこの質問を投げてみて、しばらく経っても実践していないようであれば、残念ながら担当の本気度(=社内説得してくれるかどうか)は低いと捉えても間違いはないでしょう。


不謹慎ならあやまります。でも不寛容とは戦います。


森美術館ではないですが、「あつ森(あつまれ、どうぶつの森)」とメトロポリタン美術館のコラボが話題を生んでいます。これもメトロポリタン美術館がSNSを駆使して、ファンが多いからこそできる共創とも言えます。

美術館にも行けない自粛の最中でも、SNSでシェアする経験を積み上げていれば創れるコンテンツはある。それを証明してくれています。


「中の人」の元祖(?)といえばNHK広報ですが、その本にはこんな言葉があります。これは東日本大震災のときに生まれましたが、今こそ心に刻みたい教訓。企業SNSが発信するメッセージがときに勇気を与える、緊急事態だからこそSNSの発信力は価値がある。

不謹慎ならあやまります。でも不寛容とは戦います。




2020年のGWも折り返し地点、GW後もしばらくは  #STAYHOME週間  が続くでしょうから是非前向きにシェアすること、シェアできることを考える機会にしてみてはいかがでしょうか?

#シェアする美術  はSNSの本質以外にも具体的なハッシュタグの使い方やタイトル文といった実践で使えるノウハウもあるので個人SNSのフォロワー、エンゲージメント増にも役立つかもしれません。




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