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映画館と映画が育むこと

映画も好きですが、どちらかというと「映画館で映画を観ること」が好きな私。映画ファンであることを認めてもらったような記念の品をいただきました。

今年はコロナの影響でどの産業も多大なる影響を受けています。私の好きなことの中では、やっぱり映画産業とりわけ映画館が心配です。緊急事態宣言が出されてからは、足しげく通っていた映画館はどこも休館。家にプロジェクターを購入してマイシアターを味わってみるも、想定していたのとはちょっと違う。確かに自宅で優雅にわんちゃんと一緒に楽しめるのはとても贅沢なひとときですが、映画館じゃないとなぜか心がわくわくしてこないんですよね。

休館中にこんなプロジェクトが始まっていました。

全国のミニシアターをみんなで守っていこうというもの。さらに9月からスタンプラリーがスタート。全国のミニシアターを巡って楽しみながら映画とミニシアターを支えようという企画です。私も開始直後に1個目のスタンプを押してもらい、ようやく10月20日に10個のスタンプを集めることができました。

ご褒美として、映画ファンの証を拝受いたしました。←大袈裟

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かっかっかわゆい、です。なんとも奇妙な生き物ですが、わんちゃん好きの私にはたまらない。いろいろな映画館の会員証が入れてあるケースに大切に忍ばせておきましょう。『映画ファン認定証』と勝手に命名します。

そもそも、なぜ私は映画館で鑑賞することにこれほどまで惹かれるのか?その理由を棚卸ししてみた結果、次の3つのことが理由ではないかと考えます。

1.お金を支払って鑑賞するので、集中度アップ!

途中でどんなに眠くなっても必死に鑑賞するし、わからないところがあれば懸命に理解しようとします。少しも無駄にしないようにと、いつも以上に時間とお金を大切に過ごそうとします。

2.多種多様な情報

先日友人とランチをしているときに映画をたくさん観ていることを話すと「映画って情報量、すごいもんね」と一言。実はこのことを言われるまで、この部分にあまり気付いていなかったんですね。確かにいろんな情報が一本の映画には膨大に詰め込んであり、しかも外国映画の場合は外国語知識もプラスされる。集中している時こそ、内容が次々と展開することはとても良い刺激です。そのためか、映画館で鑑賞していると、いつも以上に自分自身の喜怒哀楽の感情が豊かになっているように感じます。

3.映画が育んでくれるモノ

映画館に頻繁に行くようになったのはここ5年ほどのこと。それまでは映画館に行く習慣はありませんでした。いまでは鑑賞後に映画記録をノートにつけています。タイトル、日付そして映画の評価をしています。評価の区分は、印象に残らない場合には印なし、気になる作品には「・」、好きな作品には「・」と「○」、大いに気に入った作品には「・」と「○」と「ピンクの蛍光ペン」で分けています。その上で、年々ピンクの蛍光ぺんの印が増えてきているように感じます。特に今年は9割近くの作品がピンク色に染まっています。(*10月22日現在92本鑑賞)自分なりにさまざまな映画に触れてきました。いろんな人たちのそれぞれの人生を少しだけ垣間見てきました。「塵も積もれば山となる」という言葉が意味するように、一本一本の映画に込められたメッセージや世界観が少しずつ蓄積され、私の中の内なる成長を手助けしてくれているように思うのです。

こういった理由が相互に関わり合い、私は映画館で映画を楽しむことに魅了され続けています。人から、本から、私たちは人生に必要なことの多くを学びます。さらに映画の要素が加わることで、学んだことがより鮮明になってくるのではないでしょうか。

これからも『映画ファン認定証』を携えて映画館で映画を応援していきます。


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