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自己満足。だけど、それでも。

インドネシアに来て約2か月。
任地マカッサルに来て、実は今日でちょうど1か月。
初めてインドネシア語で授業が出来た。

っていうと聞こえはいいんだけど、
内容はそんな大したものじゃなくて。


以前noteにも書いた、たまたま声をかけてくれたレストランのオーナー
実は日本の語学学校へ入学する為の日本語学校(塾みたいなもの)も経営していて、
オーナーにお願いして時間を頂いてやらせてもらった。
本当に運が良かったとしか言いようがない。


大体高校生くらいの年齢で、日本語を学んでいて、
明日には日本に出発する5人。
日本に興味がある子たちだし、
その学校の先生にもフォローしてもらえるから
この上なくやりやすい環境。


日本の文化紹介と、日本とインドネシアでのゴミ処理の違いについて。
日本に行ったときにビックリしたり困ったりしない様に、
ゴミや環境に関して知っておいた方がいいだろうことを伝えたかった。
(日本のごみ処理や回収にフォーカスした資料にしたから、今後これ使う機会ないだろうけど。)


拙いインドネシア語で何とかやって。
プロジェクターもないから本当はパワポとか使わないでやった方がいいんだろうけど
残念ながら今の俺にその力はないから、PCの画面をその場で見せながら。


かなーりボロボロだった。
考えながらスムーズに言葉を出すことが出来なかったし、
これ言おうとか考えてたことの20%くらいしか言えなかったし、
パワポに書いたこと読んでるだけだったし、
最初焦って空気作れなかったし、
生徒たちの質問は全然聞き取れなかったし。
反省ばかり。

そんなんでどこまで伝わったのか分からないけど、
日本に行ったときに少しでも思い出してもらえたら。
そしていつか彼らがインドネシアに戻った時に
今のインドネシアが抱える環境に関しての問題に関心をもってくれたら。
そのきっかけになれたらいいなあって。



ちょっと発見だったのは、
「日本の道にある黄色い線って何?」って盲目者用の点字ブロックのことを訊かれて。
何のためにあるのか分からないって。
日本では色々なものが普通過ぎて意識することないけど
なるほど、こういうものも不思議に思うのか。
そういえばインドネシアには全くない。




インドネシアの人口は2億6,000万人以上、
マカッサル市の人口でも130万人以上。

その中の5人に向けて授業をした。
しかもその5人は日本に行く。

全体から見ればこの数字に意味があるとは思えないし、
今のインドネシアの、マカッサル市の為になるとも思えないし、
日本に行く人を対象に今後また授業をやる機会があるとも思えないし、
何より配属先が求めているとも思えない。

ただのエゴ。自己満足。


だけど、それでも、
実際に行動が出来た。
経験が得れた。
まずは自分から一歩が踏み出せた。

配属先には今のところ何も期待出来ない中で
運はあったものの自分で動いて、本当に小さいながらもそのチャンスを掴んで、実際に行動出来た。



今はこんな小さいこと意味ないかもしれないけど、
きっとこういう経験の積み重ねが、
自分自身の血となり肉となっていくはず。
自信と慣れと技術になっていくはず。


今の段階ではまだ、自己満足にも価値がある。


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