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子どもたちとニジマス釣りに行ったら、生き方を反省させられた

僕には二人の息子がいるのですが、こんなご時世になってからろくに一緒に遊びに行けていません。保育園や学校で思いっきり遊んでいるようなので、まあ子供的に欲求不満ということはないでしょうが、僕的になんとなく申し訳ない気持ちがあります。

いくらこんな状況であっても、たまには遊びに連れてってあげたいと、先日ニジマス釣りに出かけてきました。

釣りどころじゃない 

当日の朝、寒い。昨日までは20度くらいあったからニジマスもいいかなぁと思っていたのに、その日の朝の気温は10度程度。冬が再びきているじゃないですか。え、これ本当に山奥の川に行くの・・・。多分めっちゃ寒いやつだと思いつつも、すでにワクワクスイッチが入ってしまっている子供達に日程変更の打診などできず。とりあえず現地に向かいます。

着いてみると、お客さんは我が家とカップルだけ。この寒い中、ニジマスを釣りたい物好きはいないよな・・・なんて思いつつ、準備を進めます。

僕以外はみんな釣り初心者だったのでまともに釣りになりません。仕掛けを遠くに飛ばそうとして、木に針を引っ掛ける。川をせき止めた石のところまで針を流し込んで根がかりしまくり。ようやく魚が釣れたと思ったら、合わせができていないので全部針を飲み込んでいる。針を外せないと結局僕が一人で全員分の針はずし。

いや、僕釣り全くしていない。せっかく竿3本持ってきたのに・・・。

釣りをしてくれない息子たち

時間がもったいないと全力で仕掛けを直し、子供達に竿を渡す僕。子供達も待ってましたと喜んで釣りに夢中になると思っていたのに・・・。長男&次男揃って、ニジマスを1匹釣ったらもういいと飽きてしまった様子。

長男は寒さをしのぐために点けた焚き火に興味津々。枯れ木や枯葉を集めては燃やすを繰り返しています。次男はニジマスの餌である生き餌(ぶどう虫)が気に入った模様で、手のひらに乗せて愛でているではないですか。何が可愛いんだよ・・・。

「(それ今する必要ないから)ニジマス釣ろうよ」と大人が誘っても、一切無視。もう枯れ木集め、虫いじりに夢中。ぶどう虫マンの次男に至っては、「ぶどう虫がかわいそうだから餌にするな」と言い始める始末。

せっかく竿を3本持ってきて、その分の入漁料を払ったわけです。ニジマス釣りって案外いいお値段なので、もうとにかくもったいない。元が取れるとは思っていないけれど、出来るだけ魚を釣りませんか?チビたちよ。

目的を絞りすぎていた

最終的に、釣れたのは13匹。1万円近く払っているから、随分と高価なニジマスになってしまいました。僕としては納得のいかない結果です。

一方の子どもたちは非常に満足だった様子。釣りの話は一切出てきませんでしたが、目を輝かせながら「また行こうね」と言ってくるのです。

同じ環境下にいたはずなのに、僕はちょっとした不満が残り、子どもたちは思い切り満喫している。

そんな子供達を見ていて、自分は「目的を決めすぎていた」ことに気がつきました。

今回のニジマス釣りもそうですが、生活の中のあらゆるシーンで僕は無意識のうちに目的を絞ってしまいます。目的(効能)を満たすか、否かでしか物事を判断していません。

普段生活をしていると忘れがちですが、人生の中で目的が決まっていることなんてごくわずかです。結果が見えているものなんてもっと少ない。

本当の意味で人生を満喫したいと思うのであれば、もっと無目的なもの、結果が見えないものを大事にした方が良いはずです。

皆さんもぜひ目的を忘れて、ただその場を楽しむことを意識してみてはいかがでしょうか。


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