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やりたいことが「有る人」と「無い人」の境界線

突然ですが、僕が漠然と人が集まる空間を作りたいと思っているとします。
それはもしかしたらカフェをやりたいのかもしれない。はたまたイベントを運営したいのかもしれない。そうではなくて、シェアオフィスの管理かもしれない。なんなら空間のプロデュースかもしれない。

でも、じゃあどの仕事をやりたいの?と問われると、正直よくわからない状況にいます。

僕は、やりたいことが「有る」のでしょうか。「無い」のでしょうか。

やりたいことの有無は考え方次第

人が集まる空間を作りたいという面だけを捉えれば、やりたいことが「有る」と言えます。一方で、職種や業界という面からするとやりたいことは「無い」とも言えます。

この状態だと人によって、やりたい「有る」または「無い」と言うかは判断が分かれるのではないでしょうか。もはや感覚的なものでしかありません。タイトルにもある境界線は、この感覚の違いであると僕は考えています。

ちなみに僕はこのレベルで「やりたいことが有る」と考えます。というのも、僕は「やりたいこと」って大雑把なものだと考えているからです。

どのくらい大雑把かというと、仕事を自分のペースでやりたい、黙々と一つのことを突き詰めていきたい、チームで一緒に喜びを分かち合いたい、人の笑顔を直接感じられる仕事が好き。そんなレベル感です。

「職種」を考えて、足が止まる

でも、多くの人は やりたいこと=職種 みたいに捉えて、この大雑把なものは「やりたいこと」では無いと決めつけてしまいます。

結果、やりたいことはなんだ、やりたいことはなんだとぐるぐる考えて結局答えが出ないで立ち止まってしまう。明確で具体的なやりたいことなんて、一朝一夕で分かるはずがないにも関わらず。

例え自己分析や適職診断を繰り返したところで、これから挑むのは今とは別の仕事。経験したこともない未来の仕事に対してやりたいなんてはっきりと答えられるはずがないのです。

しかも、ライフステージが変わるごとに興味関心も移ろうわけで、100%のやりたい仕事なんて、もしかしたら一生見つからないかもしれません。

だから「具体的なやりたいこと」を明確にしようと悩んでいる暇があるのであれば「大雑把なやりたいこと」を具現化していくことの方がよっぽど大切で、やっている中でこれは違う、あれはやりたいと行動しながら取捨選択していくべきなのです。

「行動的」自己分析のススメ

行動せよと言われたって・・・それができたら苦労しないんだよって声も聞こえてきそうなので僕がオススメする行動の例をいくつか挙げてみます。

もう一度文頭の例えに戻って、僕が「人が集まる空間が作りたい」と思っているとします。一方でどんな職種、業界であれば自分にピンとくる仕事ができるのかがわからない状況。そこから絞っていく方法論を考えましょう。

僕は「人が集まる場」というぼやっとしたテーマしか持っていないので、まずは自分でイベントを開いてみると思います。自分が話すイベントとかはハードルが高いので、興味のある人をゲストスピーカーに招いてその人に話をしてもらいます。告知はFacebookのイベントページを活用して、会場はイベントスペース借りる。場所代と講師への謝金数万位を担保できるように参加者から参加費用をいただく。一回やってみて、違うなぁと思ったら一回のイベントで終わりでも構いません。

その経験を経て、イベントはなんだか違う。もっと固定した場を作りたいんだって自分の中で絞り、カフェを運営したくなりました。ならば自分が通っているカフェ(個人経営)にアルバイトさせてもらえるようにお願いすると思います。ここではお金ではなく経験が欲しいので、給料は一切気にしません。求人していないというなら、ボランティアをお願いするのもありです。そうすれば副業規定も関係ないですしね。すぐ辞めて迷惑かけそうと思ったら、1日だけでも手伝わせてもらうのもありです。

それすらも難しいと感じたり、知り合いがいないとか言うのであれば、仕事旅行を使います。我ながら自己実現の支援のため、自己分析のためには最高のサービスだと思います。これを使わない手はありません。ちなみに、ただ漫然と参加するよりは、体験先のホストと繋がろうと試みるでしょう。

気づいたら、「適職」がいる

とにかく今できる小さなステップを踏む。それを繰り返して、自己分析しながら軌道修正していきます。すると気がついたら、やりたい仕事を自分がやっていると言う状況が訪れるはずです。

当たり前ですが、今楽しそうに働いている人やキラキラ見える人たちだって、いきなり今の仕事についているわけではありません。

元々は大雑把な自分の興味関心を、ひたすら自己を分析しつつ、
適職を求めてきた結果として今の場所にいるだけなのです。

やりたい仕事の募集がない。自分はまだスキルが足りない。
今の仕事でもできることがある。やりたいことがわからない。
やりたいことが見つからない。

多分、それは本当の理由では無いと思います。
やりたいことは既に自分の中にあるのだから。

あとは行動あるのみです。今できそうなことをとにかく考えて、それを一個ずつ試す。やりたいと思ったら今すぐ行動を始めてみませんか。自己実現への道は、適職を手にするためには、それしかない。

僕はそう考えています。


ちなみに、それでもなかなか行動ができないという方は、仕事旅行社では職業体験以外にも適職診断テストや自己分析テストも導入しています。自分の確認の意味を含めて、ぜひ活用ください。


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