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ツバメROOPコンセプト/松村

ツバメルーフは5周年を迎えました。
ここで「皆様のおかげです!」が普通の流れかもしれませんが、ツバメルーフにおいては、ここまで続いたのは、ひとえに珈琲係のゆうこさん(ラスボス)のおかげです。そして隣のまるぱん屋のゆきちゃん(裏ボス)のおかげでもあります。

そして、こんなに自由なお店でいれるのも、そのえさんの自由で複雑な(ぶっ飛んだ?)思考のおかげです。

ゆうこさんがツバメルーフ物語に書いていたように、ツバメルーフは思いつきではじまりました。

「志しがないのが志し」と、オープンした当時はよく言っておりました。

まったく生産性もなく、サービス精神もなく、地域にも役立たない。大義名分はこれっぽっちもない。やってることも無駄だらけ。

「何やってんの?」と言われでも、うまく答えられません。

お金儲けとは程遠いし、料理好きでもないし、極めつけはサービス精神がないどころかマイナス。(ゆうこさんに限ってはプラスだとおもう!)

思いついて、やりたいからやってみる。
それだけが動機です。

当時は、仕事でも、いろんな情報を見ても「プロセスやストーリーが大切」とコンセプトを求められ、「なるほど」とまわりを納得させないといけない空気を感じていました。

発信される文章や活動はすべて意味づけされ、ポジティブな言葉が並びます。


しかし、それが何故か気持ち悪い。

コンセプトがあるのが悪いわけではなく、すべてを正当化しようとすることに違和感がありました。

耳障りのいい言葉で、何か大切なものが見えなくなっているような気持ち悪さです。(単に私がひねくれているだけかも…)


そんな中でツバメルーフは「憂さ晴らし」と「実験」でした。

いろんなことに理由付けせず、気の赴くままに。どうなるかわからない未来への期待もあります。

時代の価値観に振り回されない重さも欲しいし、すぐに振り回されちゃう軽さもほしい。

……と。コンセプトはないと言いながらも、実は、言葉にはできないちょうどいいバランスが私の中にある気がします。

私はそれを言葉にする能力がないから、色や形や素材や行動などで表現しているのかもしれません。

そして、人の影響をたくさんうけたいから、いろいろ決めこまずに、余白はたっぷり残しておきたいと思っております。

(それ、余白ちゃう、単なる空白や!って2人からのツッコミが飛んできそうやけど。)


ツバメルーフは、お客さんに向かって、「お先に〜!」とスタッフがさっさと帰ってしまうときもあります。

差し入れをその場のみんなでいただき、スタッフがお客さんに「ごちそうさま!」と帰り際に言ってたりします。

初めての人にも、相席をお願いすることも、スタッフが一緒に座ってお茶を楽しむときもあります。

ただし、デザインの仕事や改装などで忙しいときは、音楽が途切れても、お水がなくなっても気が付かない、冷たいくらいに放ったらかしです。(ごめんなさい。)

そろそろ飽きてきたから名前をツバメルー「プ」にでもしようか、という意見も出ています。誰か気付くかな?

これからもどうぞよろしくお願いします。

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