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里山大百科「春」緑のフィルター

芽吹きは不揃いながらも着々と進行している。

ふと林床を見渡せばあちこちにうっすらと影ができ始めている。

若葉を見上げて探し求めてみると。その特徴ある形、開き具合で木々の名前もわかるからおもしろい。

若葉は個性を精一杯主張しているように見えるが、広大な林の中で光をめぐる競争に遅れを見せまいと必死なのかもしれない。

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▲ホオノキの若木(新潟県黒川村/新開孝・撮影)

ホオノキの若木が天空に向けて葉を広げ始めた。他の木々を追い越し天空に突き抜けるのはいったい何年先のことだろう。もうしばらくすると、この若木は周囲の木々の陰に埋まってしまう。

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