ラヴ・イズ・オーヴァーシャンメリーなクリスマス
いい子にしていたらわが家のサンタさんが湯たんぽをくれました。
冷え性の足をくっつけてくるな、ということらしい。
そんなわが家にも、ちゃんと訪れたクリスマス。
ささやかながらケーキを準備し、お酒の代わりに購入したシャンメリーで乾杯。
ちいかわちゃんのパッケージに惹かれてつい買ってしまったシャンメリーはグレープ味の無果汁。
ブッシュドノエルは濃厚なクリームで、甘さしっかり。
ケーキを頬張り、シャンメリーを一口。
シャンメリーってこんな味だったっけ?
まるで砂糖水じゃあないか。
子供の頃からシャンメリーが大好きだった。
大人になってもお酒が弱い私に、ちょっといい気分を味わわせてくれてテンションあがる飲み物だった。
それなのに。
うっすらと感じていた疑問が、確信に変わった。
私はもう甘いもの食べながら、甘い飲み物を飲めない。
若い頃は平気で菓子パンにココアなんてやっていたのに、いつの間にか甘いもの同士の組み合わせは無理になってしまったらしい。
ケーキを食べるなら、甘くない紅茶か、ブラックコーヒー。
まんじゅうを食べるなら渋〜い緑茶。
甘いものは変わらず好きだけれど、飲み物はもうさっぱり目じゃないと胃がもたれる。
ああ、悲しい。
若いとき楽しめていたものが減っていくのは。
ラヴ・イズ・オーヴァー、シャンメリー。
悲しいけれど、終わりにしよう。
キリがないから。