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かんたんマーケ㉒ 戦略は1週間で仕上げる

競合プレゼン(コンペ)の準備期間、どのように過ごしていますか?

オリエン~実施デリバリーまで約1ヶ月(4週間程度)が多いです。この4週間をどのようにスケジューリングするかどうかで、「勝つプレゼン」「負けるプレゼン」は大体決まってしまいます。

コンペのスケジューリングについて、無神経になっている代理店のなんと多いことか。もったいない。なぜ、コンペのスケジューリングがダラダラと後ろにズレていくか?

①キックオフ(スタート時)にしっかりとスケジュール表やメンバー予定を確認していない。
②コンペが、“ゲインタスク(実りの多い仕事)” ではなく、“ペインタスク(痛みの多い仕事)” と捉える風潮がある。
②「クライアントニーズに本当に合っているのか」という不安から、厳密さ・クオリティ・仕上げを必要以上に追究したり、膨らませ過ぎる。

SOP (Standard Operating Procedure)として、「コンペの4週間をどう過ごすか?」きちんと文化として定着させることをオススメします。出来ていない会社は今からでもつくりましょう。


まず、“戦略は1週間で仕上げる” (遅くとも10日程度)これは絶対です。

図44

競合プレゼン(コンペ)の準備期間、約1ヶ月(4週間程度)をどう過ごすべきか、まとめたのが ↑図です。

▼負けるプレゼン

戦略立案に半分の時間を使ってしまう。調査結果を待たないと、仮説を裏付けるファクトが十分でないから、もう少し待って・・・。プランニングの時間が戦略立案の時間よりも短くなり、時間が足りない。スライドがきちんと作れない。リハーサルの時間なんて無いよ。実施(デリバリー)前日にようやく1回リハーサル。あとは個人練習ね。夜見返して、ヤバイ…、誤植だらけだよ。この企画書。

これダメな典型例です。

△勝つプレゼン

戦略立案は1週間(全体の25%)で終わらせます。プランニングに65%の時間を割く事で、ブレスト&刺さる施策、勝つためのコア企画、スライドをきっちりと仕上げることができます。時間と心の余裕も生まれます。実施(デリバリーの3日前には企画書を持ち寄って統合。残りの2日間を使って、リハーサルを3回実施、想定問答も用意、校正・用語統一もしっかり行います。チーム一丸となって演劇やライブのようにデリバリーできます。

これイケてる典型例です。

時間配分を考え直すだけで、コンペ勝率は必ずぐっと上昇します。

GOOD LUCK.


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