『「無力の人は」やさしくなれる』と「生きた仏教」
「読書のすすめ」さんが、出版社さんにあるだけ全部仕入れ
た116冊が、1週間で完売したそうです。
残念ながら、もう買うことができません。
『「無力の人」はやさしくなれる』庵那章人著
今、世界中が、コロナウィルスの激震で、社会と生命が根底から揺さぶられ崩れていっています。
これまで当たり前だと思っていた日常を、疑いをもたなかった日々に、未知のウィルスという不条理が、不安と恐怖の天幕を広げて立ちはだかっていています。
物質的安心から精神的自由へ、人類は、ここから如何に生きるべきか、大きな転換期に立っています。
このような時にこのような本に出逢う巡り合わせを、示唆に富む話を今読み終えて、ただただ感謝しかありません。
本のはじめに、
「ほっと病」、自分への災いでなくてよかったーとか、自分の今の安心を心配すること「ほっと病」、
「あ!しまった病」、命にかかわる病気の宣告や大失敗など、取り返しがつかない時の後悔の念「あ!しまった病」、
そうしたものを何とか解決する方法がこの世の中にあるのか問うてみたいと思い本を書き始めた、
と著者は書いています。
「生老病死」の人間の四苦を、「生死問題」を、解決することを書いています。
私は読み終えて、
いろいろな表現で語られる、
この世界の真理 “一即一切”、“迷い即悟り”、
生老病死を明らかに観る“死生観”
私の見方考え方を大きく変える学びとなりました。
煩悩の苦しみを抱えてそれでも進むしかない人間が、その煩悩によって描く希望や夢による向上心と慈悲心によってしか救われないということ(その希望や夢に向かって進む時にしか、その苦しみを忘れることができない)、
人間の存在自体といえる煩悩が、矛盾し二面性をもちながら表裏一体という、この世界の真理を観せられました。
そして、著者が自分自身の姿で、煩悩の衣を一枚一枚脱いでいって、生まれたばかりの赤ちゃんのようになった自分の無意識で宇宙の無意識と一つになっていく、その道を教え示してくれています。
物質的安心から精神的自由へ、
これまでの物質的安心を求めてきたモノサシはもう役に立たず、新たに精神的自由へのモノサシが必要です。
これまで身につけてきた私利私欲の損得勘定を捨て、不安や恐怖を疑問に変えることが鍵となります。
今自分がとらわれている不安や恐怖(人間の不安や恐怖は生老病死、今は特に、これからどう生きていくか、病気に罹らないように、死を免れるように)、
そのもとを、生老病死の本質を深く考えなければなりません。
その考えるという向上心と、そこから生まれてくる慈悲の心が、
精神的自由なのです。
不安や恐怖を疑問や問いに変えて、読書をして考える向上心と慈悲心が、未来への希望に、必ずやなります。
『「無力な人」はやさしくなれる』庵那章人著
http://dokusume.com/modules/store/index.php?main_page=product_info&products_id=7890
すみません、残念ながらこの本はもうお買い求めることができません。
私はもう一度この本を読んで、「生きた仏教」を再度読もうと思います。
「生きた仏教」は、この世界の本質を、人間の本来の姿「生老病死」を明らかにして、『平常心』を培うものとなります。
いろいろなことに直面して、どうしても感情的に揺れるのが人間ですが、揺れてもまたすぐ元に戻れるところをつくるのが読書だと思います。
不安や恐怖を疑問や問いに変えて、読書をする向上心と慈悲心が、未来への希望に、必ずやなります。
セットでお読み頂けたらよかったのですが、まだ「生きた仏教」は在庫わずかながらお買い求め頂けます。
「生きた仏教」
http://dokusume.com/modules/store/index.php?main_page=product_info&products_id=7886
「生きた仏教」の第一篇 仏陀、第二篇 真理、第三篇 実践、ですが、
第二篇の、お釈迦様が悟ったこの世界の真理「三法印」(諸行無常・諸法無我・涅槃寂静)について、それをよく著している書物がありません。「生きた仏教」は、平易な言葉で、豊富な喩え話で、この世界の真理を浮かび上がらせています。
「生きた仏教」FBでのお知らせ
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3684320801639921&id=861457070592989
『「無力の人」はやさしくなれる』「生きた仏教」について アメブロ
https://ameblo.jp/dokusume/entry-12590833896.html
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