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『4/16 岡山 其のニ』 岡山「逆のものさし道」.岡山「逆のものさし人参畑塾

【『4/16 岡山 其のニ』 岡山「逆のものさし道」、岡山「逆のものさし人参畑塾」】 

4月16日、岡山「逆のものさし道」でご一緒させていただきました皆様、岡山「逆のものさし人参畑塾」にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

「逆のものさし講」は「逆のものさし道」に、改称されました。

『般若』著者 森 政弘氏(ロボット工学博士)が、技術屋の経験から現代を鑑みて、“技術”より“技道”への変わることが必要と言われています。

“術”は、剣術や柔術など、人を切る、人を殺す術、
“道”は、剣道も柔道も、人を鍛練して、人を活かす道、

「逆のものさし道」も、人を鍛練し、人を活かす道でありたいと、テクニックではなく、心を磨く場になります。

名称が変わっての、今回の岡山「逆のものさし道」は、四国「逆のものさし道」と合同開催で、

広島「逆のものさし道」の翌日に、香川か岡山で開催されます。
今回は岡山で。

今回「逆のものさし人参畑塾」で話し合ったことの一つ、“勝ちたい”と“負けたくない”との違いについて。

ゴリラの研究の第一人者 山際壽一さんから教えていただいたことに、“勝ちたい”と“負けたくない”があります。

人間は進化において、猿と分かれたのが先で、ゴリラとはずっと後に分かれています。

だから、進化の近いゴリラを見れば、人間の問題はわかり、人間の何が狂ってきたか、わかるといいいます。

例えば、ケンカ。

猿は、完膚無きまでに戦い、勝ち負けをはっきりつける。

ゴリラは、他のゴリラが仲裁に入り、面子を保ったまま引き分けるのだそうです。

猿は“勝ちたい”性分で、
ゴリラは“負けたくない”性分という。

現代社会は、比較競争で常に戦っていて、勝ち負けをはっきりさせています。

教育においても、ゴリラに近いはずの人間の子供は“負けたくない”だけなのに、こぞって猿的な“勝つ”教育を押しつけている。
これは猿の社会です。

勝ち負けの二元論は、人間を伸ばす力にもなりますが、優劣、上下をつけて、心の歪みもなります。

では、進化上ゴリラに近いはずの人間の“負けたくない”は、現代に置き換えると?

優劣や上下で分けられない、「理想」に向かって、「志」で進むということだと思います。

「理想」「志」は他者と比べられない、自己と向き合う鍛練で精進です。

偉大な先人は、「理想」を追い求め「志」に生き、“負けたくない”を貫いた人であったし、今もそうだと思います。

ここからは、私の自分への言葉です。
「理想」に向かえない環境や事情もあります。経済的事情や人間関係など。でも、それは、自分の中心軸を他に預けてしまっているから。

こうした方がいいという「良知」は、すでに自己の内にある。

他の、誰か、のせいにしないで、自己の「良知」に向かって進め。

これまで幾重にも重ねてきた知識を脱ぎ捨てて、本来ある「般若(はんにゃ)」(智慧)を掘り起こしたい。

勝ち負け、優劣、上下、自他など、二元を超える学びと実践の場が「逆のものさし道」です。

岡山「逆のものさし道」での学び、岡山「逆のものさし人参畑塾」での対話、懇親会の中での話などを通して、

岡山の方々との出会いに心がぐるぐる渦巻き、数日を経て、後に澄みきった水にすうっと光が射している、

今、この光が私の「志」です。

今回、岡山「逆のものさし道」でご紹介された本。


「般若」 森 政弘 著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=174026214



「高校生と考える 21世紀の突破口」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=174026844



「私の宗教 スウェーデンボルグを語る」 ヘレン・ケラー著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=173746618



 「人類の未来を語る」田坂宏志著

https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=173746539


「 和するこころ」 形山睡峰 著
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「臨済録に学ぶ」 横田南嶺 著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=173454661



「坐らぬ禅」 ひろ さちや著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=173992206


【逆のものさし道とは】
「逆のものさし道」はスタートして10年になります。
明治維新後、西洋の物質文明に押し流された日本、大東亜戦争後にさらに物質文明化に拍車がかかりました。
富や名声や物が一番大事とする“ものさし”を持たされて来ましたが、心の崩壊・社会の崩壊が進んでいます。
これまでの“ものさし”の逆の“逆のものさし”が必要とされています。
“逆のものさし”は、時代が変わっても変わらない大事なものを先達や歴史が伝える「縦糸の読書」によって培われます。
“縦糸の読書”を師とした清水代表の牽引する「逆のものさし講」で、“縦糸の読書”をして物事の本質を見極める眼を養い、同じ方向を向いている仲間と切磋琢磨して、一緒に次元上昇して行きましょう。
「逆のものさし道」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=154570292

【逆のものさし人参畑塾とは】
時代が変わっても変わらない人間の生き方を、歴史・先人から学ぶ“縦糸の読書”を通して、本質を学び今に活かし後世へ伝える勉強会。
明治の福岡の女医 高場乱(たかばおさむ)が、薬用人参畑の中で興した塾で、西郷隆盛の精神を継ぐ頭山満ら玄洋社を育てた。自分の私利私欲に偏らない「殺身成仁」、人にぶら下がらない「天下一人を以て興れ」、その精神を伝えていきたい。
https://note.com/tsubaki3103/m/mdb300ef0c5dc

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