育てて食べるnote*万能葉ネギをひたすら刻み続けた朝
あっ、あれ作ろう！
と思い立って収穫したわけではなくて
一気に全部を刈り取りたい気持ちになって
それを実行したのは夕方なのだけれど
この後の“洗って刻む”という一連の作業が
積み上げた山のような量を目の前にすると
どうしても億劫になってしまって
本当は気になって気になって仕方がないくせに
忘れたふりをしてこのまま放置で
その日はオヤスミナサイ…
次の朝
このまま出勤するわけにはいかないので
よしっ、と気合いを入れて
まずは刻みやすそうな太めで硬めのものを選んで
一気に取りかかったはいいけれど
いつもなら
その時に必要な分だけを採ってきて刻む
その量は一握り分くらいだったので
大量に刻むと玉ねぎみたいに
目に染みるなんて知らなくて
そのあまりの痛さにぎゅっときつく瞼を閉じたら
大粒の涙がぼろぼろ溢れ出して
もうそれは止まらなくて
目を瞑ったまま勘を頼りに刻んで刻んで
やわらかいネギとかたいネギを分別したくて
目を瞑ったまま手の感触だけで分けるという
自分の中での挑戦が
そこだけに一点集中する不思議な感覚で
なんとも言えず心地いい
包丁の切れ味はとても大切
安物だから切れないわけではなくて
切れなくなってきたら研いでみると
びっくりするくらい気持ち良い切れ味に
それが長くは続かなくても
その時はまた研げばいい
このあと、やわらかめのネギがもう一袋
このまま冷凍庫で保存して
あふれた分は冷蔵庫の方で待機
数日中に食べる分
スーパーでたまに出会える鶏皮
一パックなん十円と安くて美味しくてとっても良い
鶏もも肉は脂肪分が多いので
皮がなくても充分ジューシー
皮を剥がせば別の料理がもう一品
わぁ、良いことに気がついちゃった。
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