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31歳、大阪でバンド活動をしています。

"ポップパンクがやりたい"

そう思い立ち、現バンドの前任ドラマーとスタジオに入ったのはかれこれ2年半前か、もっと前のことだ。

それまで続けていたバンド(PATH)の停滞と、自分自身の創作意欲の停滞も重なっていて、新たなプレイヤーとの新しい感覚を求めてPATH休止後の新年早々にセッションに入ったと記憶している。


お互いバックボーンの洋は違えど、大筋では偏屈で分数的なフレーズやマイナーコードを好み育ってきた。そんな、湿っぽい者同士が揃ったこの3時間程のセッションは




本当に"難航"した。



そう、2人ともポップとはあまりに無縁だったのだ。

そこからは踠いた。なにか捻り出す一心でその日はリフやパターンを模索し続けた。もう終わりの時間も迫る苦し紛れのタイミングでParamoreのThat's What You Getのリズムパターン(今思うとそれがもうポップとは異なる)を思い出す。

"これならポップじゃない?"
"明るくなるんじゃない?"


結論、ならんかった。


(あと、ポップパンクなんて書けんかった。笑)


でも、そこから着想を得て原型が産まれたのが
"Surface Tension"という曲だ。

“表面張力"

日々の生活の中のモヤモヤとした、でもなんだか言葉にはしきれない違和感や、積もり積もっていっぱいになって、はち切れてしまいそうな、誰にだってあるはずのもどかしい気持ちを、具体的というよりは総括的、抽象化した言葉で紡げたんじゃないかな。バンド活動を続ける理由も、歌詞に込められた気がする。


これはただの"叫び"だ。

まだ何も解決していない。

これからはち切れる寸前の"叫び"だ。


この秋にEPを発表するために主にメンバーが動いてくれています。レコーディングとミックスはDr.のBank自らが進めてくれました。"やっぱりここ気に入らないから歌い直すわ"とか"やり方わからんけど〇〇出来へんの?"とか散々エンジニア泣かせて振り回したけどちゃんとカタチにしようと向き合ってくれた。ありがとうね。
ジャケットも素敵だから楽しみにしてて
あやちゃんがいろいろ頑張ってるよ


タイトルも決めてます。
EPのタイトル"Drifting a Long Time"は、PATH休止以降しばらく発信ができなかった僕自身と、Nooe立ち上げからこれまでの"難航"の数々を漂流していた(I've been drifting a long time)に重ねていたり…笑

"難航"の苦労話は、作曲からその後も続きます。めちゃくちゃ愚痴になります。聞いてみたいもの好きな方はぜひ一緒にお酒を飲みましょう。笑



【Surface Tension】

I feel low like drifting a long time
ずっと漂流してるみたいに気が滅入って

The water reaches my throat
水は喉元まで迫っている

As I get older, opened up my world
大人になって世界は広がったけど

I came to see what's unwanted
見たくないものまで見えるようになってしまった


I try to find the way to keep
手放さない方法を探しても

It's slipping through my hands
それはこの手をすり抜けていくんだ

I try to keep it inside my head
忘れないようにしていると

It's calling me again
そいつはまた僕のことを呼ぶんだ


In preserved order what things did I collect
安全な場所で何を集めていたのだろう

What does it give to me?
それは僕に何を与えるのだろう

I feel low like drifting a long time
まるでずっと漂流しているみたいなんだ

It's time to leave 
僕はもう行かなくちゃ

It's calling me
あいつに呼ばれてるんだ

31歳、大阪でバンド活動をしています。 Yu

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