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ミイラ取りがあっさりミイラ取りになる。

いらないものを処分して空間を開けると、そこに新しい風が吹き込む。

そんな話をよく耳にします。

全く詳しくない風水なんかでも、特に玄関は風が通りやすくしておくべき!と熱くオススメしています。

なので、玄関に思いっきり設置している本棚を片付けようと着手し始めました。

まずは買ったままで20年近く読んでいなかった「空手バカ一代」を読みました。

せっかく買ってあったのだから、読んでから処分すれば宜しかろう。

それが罠。

「ああ、何でこんな面白いものを20年も放置していたの! 自分のバカバカッ!!」

かなりボロかったので、そのまま読んでいなかったら処分していたはずの約20巻が、まんまと居残っています。


「無」の心で、あまり思い入れを感じない文庫本はスッスッっと10冊ほど抜くことが出来ました。

そして目に付いた文庫のマンガ。

これまた友人が「あげる、返してくれなくて良いよ」と体よく置き去りにしてくれた全三巻。

「僕といっしょ」

これも記憶を辿ると6年以上前から、鎮座しています。

これも読まないで処分は勿体ないのではなかろうか?

そんな気持ちで読み始めること、約2時間半。

一気読みで、最後は涙がポロポロと・・・

先日「最高の人生の見つけ方(日本版)」で嗚咽を洩らしつつ、むさび泣いたのですが、「僕といっしょ」も期せずしてポロポロ。

40代の涙腺は、ゴムパッキンをはめ忘れたシャワーヘッドのように、ゆるゆるのダダ漏れです。

この勢いで横に並んでいる「ぼくんち」まで読み始めたら、また明日には、

「きょうは花粉が凄くて・・・」と腑抜けな言い訳をしないといけない瞼になってしまいます。

そして「僕といっしょ」はまんまと本棚の元の場所へ帰って行きました。

ま、ボチボチ片付けます。


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