【体験談】海外から日本に帰国する流れについて

6月末に帰任の辞令を受け、7月頭にベトナムから日本へ帰国しました。

いつもなら航空券があればラクラク帰れますが、コロナ禍ではそうもいかず、入国前後に色々な手続きが必要でした。

今回は帰国までに必要だったことや、流れについて私の体験談を紹介します。

※ 新型コロナウィルス感染症に対する水際対策は常に更新されます。あくまでも一例として読んで頂ければと思います。

1. 帰国前後に必要だったこと

日本へ帰国するにあたり、入国前後に行ったことは以下の通りです。

入国前
① 検査証明書の取得
② 各種指定アプリのダウンロード
③ 自主待機に対する誓約書の作成
④ 待機に関する質問表への回答

入国後
⑤ 空港でのPCR検査
⑥ 検疫所長の指定する場所での待機
⑦ 14日間の自宅又は宿泊施設での待機
⑧ 待機中のフォローアップ対応

2. 入国までの流れ

(1)必要書類などの準備(上記①〜④)
上記の入国前手続きのうち、②〜④は入国前に準備してなくても何とかなりますが、①の検査証明書がないと日本に入国できないので注意が必要です。

検査証明書とは、出国前72時間以内に指定された方法でPCR検査を受け、陰性であったことを証明する書類です。
フォーマットや検査方法が適切でないと、入国拒否になることもあるようなので、私は日系のクリニックで検査を受けました。

その他の書類は外務省のサイトから入手できますので、事前の準備をお勧めします。

(2)空港までの移動手段の確保
当時、私の住んでいたホーチミンはロックダウンに近い状態であったため、タクシーなども一時停止となっていました。

空港までの移動手段を探すため航空会社や領事館に問い合わせましたが明確な回答が得られず苦戦していたところ、空港送迎サービスを提供する日系企業が見つかり、ハイヤーを手配することが出来ました。

海外にいても頼るべきは日本人だなと痛感し、心から感謝したのを覚えています。

(3)空港・フライトの様子
コロナ禍の影響で飛行機も殆ど飛んでおらず、空港は薄暗く、人も疎らでした。
いつもはごった返している出国ゲートも1〜2ヶ所しか開いておらず、いつもよりもスムーズに出国手続きが終わりました。

私が利用したフライトの乗客は3名のみでした。
この乗客数にも関わらず運行してくれたANAには感謝しかありません。

3. 入国後の流れ

(1)空港での手続き
入国に先立ち、①〜④がしっかり準備されていることを確認され、その後PCR検査を受けます。
私は早朝着の便でしたが、検査結果待ちの方が多く、2時間くらい待ちました
他の方の話を聞くと、5時間以上待つこともあるようです。

PCR検査で陰性となると、入国手続きや預け荷物の受取りを行います。

ベトナムは「水際対策上特に懸念すべき変異株に対する指定国・地域」に該当していたため検疫所長の指定する場所での待機が求めら、そこへ直行となりました。

(2)指定場所での待機
私はアパホテルの横浜ベイタワーでの待機でした。もちろん部屋から一歩も出れません
部屋は一般的なサイズで、特に不自由はありませんでした。
外にはコスモロック21が見えましたが、窓も開かず満喫は出来ず…。

待機中は1日3食のお弁当が配られます。
お弁当は↓な感じで美味しかったです。

差し入れを届けることもできますが、各室に渡るまで時間がかかるため、冷凍・冷蔵の食品は不可となっていました。

また、待機中は清掃は入りませんが、頼めばアメニティは交換してもらえます。

指定待機期間後にPCR検査を受け、陰性となれば退所となります。

(3)自宅への移動と待機
退所後は羽田空港に戻り、任意の待機場所に向かいます。この待機場所でも外出は原則禁止となります。
また、待機場所への移動には公共交通機関が使えないため、自分で移動手段を確保する必要があります。
私の場合は家族に迎えを頼みました。

また、待機期間中は登録したアプリを介して、位置情報の報告指示(1日3回くらい)と、入国者健康確認センターからの連絡(1日2回くらい)に対応しなければなりません。気付かないことも多く、肌身離さずスマホを持ち歩くようになりました。

4. 帰国するのも一苦労

如何でしたでしょうか?

コロナ禍の影響で、帰国するのも一苦労となっています。
今も待機期間なので外出できず、仕事はリモートワークです。

コロナを収束させるべく、今は我慢の時期だと思いますが、今まで通りに外出や旅行できる日が早く来ることを願っています。

海外から帰国を予定している方など、この記事が参考になれば幸いです。

TSK

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