年末調整2018_SmartHRと人事労務freee

年末調整2018〜SmartHRと人事労務freee〜

労務の現場では年末調整が大詰めの時期を迎えています。11月上旬〜中旬を書類提出の締め切りにしている企業も多く、書類の回収作業は一段落したところでしょう。

さて、この年末調整業務において、2016年に画期的な仕組みができました。SmartHRの提供する「ペーパーレス年末調整」です。2017年から人事労務freeeも提供を開始し、年末調整でもペーパーレス化が進んでいます。

年末調整の新時代、SmartHRと人事労務freeeはどのような機能をもっているのか、これからの年末調整はどうなっていくのかをまとめました。

こうやってまとめてみると、労務領域として一部共通する機能はあるものの、まったく別の機能をもったものであることが分かります。

労務関係のデータ管理と社会保険に強いSmartHRと、給与計算機能を持ち会計freeeへの連携ができる人事労務freee。それぞれの特徴を捉えた上で、自社の状況(人数、バックオフィスの体制、他のシステム)によって、どちらで年末調整をすればいいか、という質問に対する答えは異なります。

労務の現場としては、SmartHRはもはや入れない理由がないレベルの非常に便利なシステムになりました。そのSmartHRがプラットフォーム化構想を発表したことにより、労務領域はSmartHRを中心として今後は展開していくことになりそうです。SmartHRと人事労務freeeの連携も非常に楽しみです。

人事労務freeeも昨年の年末調整機能と比べると大幅にアップデートし、非常に使いやすくなりました。会計freeeとの連携を考えても、今後は人事労務freeeの存在感は増していくことになるでしょう。

日本においてSaaS元年と言われた2018年は、バックオフィス領域でもSaaSの利用がだいぶ浸透したように思います。来年の年末調整はきっと更に簡単で便利な機能が提供されることを期待しています。

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