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「タニグチショウユウドウ」 です。創業当時は色紙・短冊の製造でした。

どうも、企画のOssaaaです。初めてのnote、何から書こう?まずは自己紹介からでしょうか?では簡単に説明を・・・と、筆者は創業からを多く語れるほど情報がないので、出発は何屋さんから始まってと色紙のお話を少しだけ書いて、先ずは初投稿を乗り切ろうと思います。

■谷口松雄堂は、大正14年創業、色紙、短冊の製造がメインの会社でした。

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【←大正  創業者(左)、昭和 色紙製造が盛んだった時代 2代目(右)→】
昔は色紙のフチを巻く機械を5台も並べて、紙を台紙に貼り合わせて→断裁して→縁巻いて→検品して→箱に入れて→車で納品しに行って。スーパーマニュファクチャな会社だったんですね!

昭和に入ってから入社したレジェンド達は、今も現役でご活躍中。今では色紙の縁を巻く機械は1台に減りましたが、会社の移り変わりを◯十年と見届けてきたわけで、素晴らしい手先の器用さと、手際の良さとで、若い人たちに技術を伝えるべく日々働き、The職人'sのいる会社です。

画像1七十年近く大事にメンテナスしながら使っているフチ巻きの機械。

画像2ローラーでノリを拾い上げ、フチに薄く糊つけ、紙に巻き込んでも糊がはみ出て来ないという、絶妙な糊具合。この機械考えたん一体誰!?

画像7種類によっては機械でなく、手で貼る作業が必要なものもあります。

色紙といっても色々作っています。どうやって選ぶか・・・用途、画材、最終好みかなぁ・・・で選びます。

大色紙だけでも190種ほどあります。その内、白い紙の色紙は15種類も!でもこれがね、実際筆を置いてみると違うんです。何が違うかというと、インクや墨のノリ具合、にじみ具合。それから、当社の色紙には、にじみの程度を表すために5段階で表現をしています。それは、「よくにじむ」「にじむ」「あまりにじまない」「にじまない」です。でもこれって人の感覚・・・
振り分けておいてなんなんですが、微妙なにじみを「にじむ」or「あまりにじまない」って個人差だと思うのです。ですので、写真だけで判断するときは、当社のHP内の写真でご確認いただきたい!

紙の表面の雰囲気や滲み具合を画材によっては全然違ったりするので。
でも実は、お試しいただくのが一番いいのかもですね。

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松・竹・梅・桜、うな重か松花弁当か、色紙の種類の名前の真意はいかに!!これ、どういうこと?

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松印、梅印、竹印、桜印、これってランク付け?違います。これは、創業当初、色んな種類の色紙を作るのに、どうやって区別しよう???と考えて付けられたようです。

紙の種類だと、長かったり、似たような名前で間違えやすいのです。
例えば「あまりにじまない 奉書」の場合→→ 「松印」「にじまない奉書 ドーサ」の場合→→ 「松印ドーサといった具合です。

ちなみに、芸能人のサイン色紙やイラストなんかに適しているのは、当社のロングセラー、「にじまない上質紙のような和紙」→→「まる松」になります。  ※ドーサはにじまないようにするもの

色紙ってサスティナブルな面が多いのです。

スクリーンショット 2021-08-04 17.45.18色紙の材料って紙。芯紙は無漂白の再生紙、圧縮されたフワフワの板紙。四国産が多く、当社の加工協力工場も四国です。紙と紙を糊で貼り付ける、シンプルな作りなんですよね。過剰に作りすぎず。必要な数を作ることに常日頃から心がけていますよ。

オリジナル色紙製造もかれこれ20年以上やっています。
印刷したものが特に多く、社寺、作家、スポーツチーム、アニメ、etc・・・いままで1000を超える実績があります。
今回は自己紹介程度と思っていましたので、オリジナ製作はリンクからご覧ください。↓ ↓ ↓ オリジナル色紙製作についてhttps://www.taniguchi.co.jp/CustomOrder/board/index.html

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大正、昭和、平成、令和 と時代は流れ、あいだをすっ飛ばして今「谷口松雄堂」って何屋???

ホームページを見ていただいたらお分かりいただけるかと思いますが、もはや色紙屋から大きく脱皮をして様々なジャンルの商品があります。その商品をこれから順番にこのnoteで紹介できればと思っております。

 ペースゆっくりめのnoteですが、のんびりお付き合いくださいませ〜
筆者:Ossaaa

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