オッサン!早く気が付けよ!大企業が潰れる前に、貴方が大企業に潰されるぞ
「やりがい」とは?
そのことをするだけの価値と、それにともなう気持ちの張り。
漢字では「遣り甲斐」と書き、
「遣る」・・・ そこへ行かせる。さしむける。送り届ける。
「甲斐」・・・ 行動の結果として現れるしるし。努力した効果。
が合成された言葉。
何を「やりがい」と呼ぶかは個人によって異なる。
共通しているニュアンスは、“金銭的報酬”などでは代えられない「大切な価値」「最優先すべき動機付け」という感じではないだろう。
とりあえず就職したものの、自分の適性を生かせずに、与えられた業務をやらされるだけであれば、どれほど報酬が充実していても、それは「やりがいのある仕事」とは言えないことになるのではないか?
アメリカ心理学会(APA)のレポートで、
『仕事にやりがいを感じるのは大きく5つの要素がある』
と発表している。
1. 自分で仕事をコントロールできるか
2. 仕事の内容に幅があるのか
3. 適度な難しさがあるのか
4. フィードバックがあるのか
5. 全体に関われるのか
この5点は的を射ている。
私のサラリーマン時代の経験を照らし合わせると、
誰にでもできるような仕事には“やりがい”を感じなかったし、難易度の高い「絶対にできっこない」と思われるレベルの仕事へのチャレンジには“やりがい”を感じた。
自分で仕事作りだし、自分の判断で仕事進められると“やりがい”を感じたが、上司から命令を受け、仕事内容を強制されていると“やりがい”を感じなかった。
大きな枠組みの一部の仕事だけでなく、仕事全体に関わっていることも重要だった。
サラリーマンにとっての【4.フィードバック】の最高の具体的な形が、社内ポストと給与・賞与に反映されることだ。
しかしながら、仕事の成果が、【ジョブ型雇用】であれば、“金銭的報酬”に直接繋がるだろうが、【メンバーシップ型雇用】では、絶対に直接繋がらない。それは評価に“好き嫌い”というバイアスが多く含まれているからだ。
【ラインオフ】⇒【干される】⇒【他社出向】を経験してきた私には、自分が望んでいる仕事・“やりがい”を感じる仕事を与えられることは無い。
この状態になると、上記1~5の“やりがい”を感じる要素はなくなる。
幸い(?)私は【ラインオフ】という“出世競争からの脱落”が早かったので、
この会社での仕事は
① “生きていくため”にやらなければいけないこと
② 独立して“やりたい仕事”を将来やるための準備期間
と考えるようになって、与えられた仕事を“楽しむ”ようにした。
『この仕事は自分にとって何をもたらすのか?』
『この仕事は将来の自分に何が役立つのか?』
といったパラダイムシフトをして、別の視点からの“やりがい”を見つけながらモチベーションアップしていた。
大企業で働いている人で、本当は転職したいとか、自分の“やりがい”のある仕事をしたいと思っているが、
今いる大企業の“安定”を手放せない
と思っているのではないだろうか?
この考えに陥っている人は、洗脳状態になっています。
大企業は潰れないかもしれないが、貴方が大企業に潰される可能性の方が高い
ってことに気が付かないと。
“官僚主義”で“前例踏襲主義”の大企業において、終身雇用・年功序列を前提にして
“クビ”にならない安心感に胡坐をかいてよかったのは過去のこと。
『何を言ったではなく、誰が言ったか?』
が重要な組織なのだから、偉くなれなかったり、人間関係で失敗したりすれば、やり直しが効かない。
“クビ”にならなくても、全く“やりがい”を感じられない仕事を命じられたり、他社出向を命じられたりして、精神的に追い込まれるだけ。
“金銭的報酬”も年々減っていき、仕事に“やりがい”も感じられない状態で、無駄に年齢だけ重ねて行ったら【自分の“市場価値”】は低下していくだけ。
役員になれなかった部長・支店長といった人々の多くが、実務を離れているので、何か秀でたスキルを身に着けている訳でないので、天下り先でしか生き残っていけない【超市場価値低い人間】になっている。
(その事に気が付かなくて“自分は偉い”と勘違いしてる人が多すぎる(笑))
ポストも部署も関連会社も減っていく傾向にある状況下だから、
大企業が潰れる前に、貴方が大企業に潰される
オッサン!早く気が付けよ!
世の中には“やりがい”を感じられることを仕事にできることが沢山ある。
不安・不満・不具合といったことを解決していかなければならないことだらけだ。
今までの大企業での経験を活かして、困ってる人に喜んでもらえることをやろうよ!
多様な働き方を認めるということは、自由な生き方を認めること。
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