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レコード屋に行ったり、打ち合わせ兼飲み会をしたり。

ここ数年、楽器のメンテナンスや機材への投資が多かったのもあり、音楽のサブスクなどの利用によって、大好きだったレコード屋巡りを意識的に封印していた。

しかし、尊敬する坂本慎太郎さんがインタビューで「何でも聴けると感度が薄れる気がして、あえて情報を制限しています。」とおっしゃっていて、なんとなくモヤモヤしていた部分がはっきりした。

月に予算を決めて、その中でどんなレコードを選ぶのか?それも面白いんじゃないか?とも思った。それに、ベタだけど聴いたことない名盤もたくさんあって、その音楽との出会いをレコードにしたかった。

アンプのスイッチを入れて、レコードをジャケットから取り出して、回転数を合わせて針を落とす。これは儀式のようなもので、何かやりながらでは出来ない。
必然的に音楽と向き合うことになる。その第一印象もすごく大事に思う。

というわけで、今回のレコード屋さんは学芸大学にある、サテライトという初訪問のお店。
夕方に7月にリリースパーティを行う、目黒カラビンカにDJの君嶋麻理江ちゃんと打ち合わせがてら呑む約束をしていたので、アクセスも考えてこのお店にした。

それほど広くない店内にぎっしりと置いてあるレコード、CDの数々。
もう10年以上、わざわざレコード屋に行くなんてことをしていなかったので、どこから掘ろうか迷った。

それでも、時間が経つにつれてハイになってきて、とどめの4枚で1000円コーナーで完全にスイッチが入ってしまった。

あれもこれも選んで、結局他の棚のレコードも捨て難く、予算オーバー気味。。
その日の戦利品はこちら。我ながらベタだが、満足。

なにげに初のリタクーリッジ。クレジットを見て即決。


大好きなコーラスグループ5th Dimention
5th Dimentionもう一枚しかもBOX


ベタなシカゴ
小学校の時にカセットで聴いてたABBA
超絶ベタな名盤。リチャードティー目当て。
謎のオルガンの一枚。
 KISSをレコードで聴きたかった。
Walker Brothersも知らない曲も多いので。
ジャクソンブラウンもクレジットを見て即決
浅香唯の名曲を7インチで

そして、待ち合わせの前にもう一軒行きたいお店があり、重たいレコードを抱えながら、中目黒へ。カセットテープのお店、ワルツにも行って、カラビンカへ。

カラビンカは今回の僕の新しいアルバムにパーカッションで参加してくれている、高田陽平くんが働いているお店。多国籍料理も美味しい、お洒落な呑み屋さん。

カラビンカに行くのも二年以上ぶり、DJの麻里江ちゃんと呑むのはなんと6年ぶり。楽しくお酒を呑んで、下北沢へ移動。

下北沢では大好きな新雪園に行き、絶品中華を堪能。

牛肉の辛子炒め
玉子皮春巻き

新雪園で呑んでたら、NYの共通の知人の話になり、その知人が現在近所に滞在していることが判明。来てくれることになり、合流。

その知人とは、僕が2019年にNYに3ヶ月滞在してた時に、教会のゴスペルのバンドでベースを弾いていた、ジャズからエレクトロニカまで演奏し、自身もモデルとしても活動する、シン・サカイノ氏。

2年半ぶりに下北沢で会えて本当嬉しかった。

やっぱり、レコード屋で実際にレコードを選んだり、人と会って話すのって大事。
効率が悪くても、僕はこういう時間を大切にしたい。


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