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「子供の成長」と「桜の季節」

今朝、長男を保育園に送迎した時のこと。
まだ3月なのにそこいらの桜は結構咲いていて。
いつも通りに年中組の玄関に近づくと、何やら様子が・・・
先生も友達も見おぼえがないメンバーだったわけで。
ふと、隣の教室に目を向けると、いつもの先生&友達が。
そう、一つ上の組の年長組に移動になっており、
どうも、早く上のクラスに慣れるために卒園した年長組に移ったらしく。
当の長男自身も知らなかったらしく、
少し戸惑いながら、それでもその上の教室に入っていきました。

そして、その年長組の様子を眺めていると思いだしました。
長男より3つ年上の長女が転園してきたときのそのクラスでした。
4年前、転園に対して不安そうな長女の表情が確かにそこにはありました。
やっぱりそれも桜の季節でした。
ああ、もう4年の月日が過ぎたんだ!
なんか妙に時間の速さと子供たちの成長をそこに感じました。

自宅アパートの後ろの公園にも桜の木があります。
室内からも眺められるその桜の木が一番華やかなシーズンになると
もう1年が過ぎていったのだと実感します。
それは、桜と子供たちがいつもセットになっている光景であり、
子供も親も、転園・卒園・入園・入学など環境の変化に
どこか少しばっかりナーバスであり、
それでも期待している部分もあり、
慌ただしく過ぎ去っていく桜シーズンの中で
過ごした日々はなんとなくでも記憶に残るのでしょうか。

最近は携帯電話で手軽に画像や動画を残せるので、
ちょうど1年前の子供の様子をサラッと手軽に見直せます。
数年間に渡って残している子供の数々の画像や動画。
どれもだいたい楽しそうな表情の彼らばっかりなのです。
しかし、
桜と共に残っている彼らの画像や写真には
どこか寂しさや懐かしさが一段と感じられるのは僕だけでしょうか?
ちょっと他の時期のそれらとは違うように見えるわけで。
僕の中ではどうしても特別感がありますね、桜と子供のセットには。

まだ自分が子供時代や独身の頃は、
決して桜の季節に感じなかったそんな感情が、
今、そんな自分が親となり、子供を見つめる立場になり、
子供の成長をどの時期よりも強く感じられる季節が
この桜の頃なんですね、きっと。

そんなことを考えた春の日でした。

おわり。

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