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建築と働き方と組織のあり方

働くには組織があり、そこには働く場(コミュニティー)がある。

これまで企業であれば営業職であろうと箱の中に『オフィス』という組織がありそこを拠点として移動を行なってきた。『印鑑』という組織の中心でもある重要な動かせないものが『オフィス』に戻る‘装置‘であった。『印鑑』を押すことで何かが成立する重要なコミュニケーションの場であった。

『印鑑』を押さなければ物事が終了しない。

請求書、出勤簿、確認書、契約書、あらゆるものが『印鑑』によって支配されてきた。その結果として『オフィス』に集約されていた。

オンライン化の時代ではその『印鑑』という文化はなくなりつつある。


不思議なものです。


何十年も誰も贖うことができなかったこのハードルがいとも簡単に終焉を迎えた。


『ファックス』もまた不思議な存在であった。最近、国の書類としてファックスは禁止するということもあったが、そもそもメールが出た数十年前時点でまだファックスが存在意義を感じていること自体がユニークな文化である。


コワーキングという文化は今度根付くかどうか?

リモートワーク文化は進むのであろうか?


成熟された文化は時に正しいとは限らない、、、

そこには一般常識と言われる集団意識も側面としてあると思う。多くの人は利便性の良い方向へ流れるものである。わざわざ険しい道のりを好んで進む人はそう多くないであると思われれる。また、一度常識になったものを変えるのは労力がいるからだ。

その意味では、今回、地球規模の変化により、変わらざるおえなかった仕事、チャンスとばかり変えた仕事、変えようにも変えられなかった仕事、変える必要はなかった仕事、様々なビジネスの変化があった。

変化を仕掛けた仕事や企業があった。


一部の企業ではオフィスは不要になった。

不要になり売却や賃貸の解約をすれば固定費は要らなくなるが、今ある事務所をどう活用していくか?

また、社員の教育はどのように図っていくか?


オフィスには社会的活動の場でもあった。社会人としての人格形成を担う場であった。

その考え方自体が変化していくだろう。


コワーキングスペースに求められる価値はそこにあると思う。

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