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公開リハーサルとステージマナー講習会(荻原明門下生トランペット発表会)

こちらのマガジン「別冊」で少しずつご紹介しておりますが、来年1月13日(土)に自身初の門下生トランペット発表会を開催いたします。

オフィシャルサイト内にて少しずつ情報を公開してまして、先日は「公開リハーサルとステージマナー講習会」について掲載しました。

これは「ソロの部A(ピアノとの共演)」部門に参加を希望される方の条件のひとつで、いわゆる「伴奏合わせ」をみんなの前で順番にやりましょう(荻原とピアノの船本先生からのアドバイス付き)、という企画でございます。

ピアノを担当してくださる船本貴美子先生

個人レッスンの形でクローズドな合わせをするよりも、他の方が演奏している姿と、それに対してのアドバイスを聴講することで、自分が演奏している時にはわからなかった様々なことに気づけます。

ピアノは伴奏ではなく「共演」

ピアノとの合わせで大切なことは「アンサンブルである」と意識すること。僕は「伴奏」という言葉があまり好きではありません。なんだかソロの人の後ろから付いていくような印象を持ってしまうのですが、ピアノとソリストは対等な立場だと考えています。トランペットがリードしていくことはもちろんですが、ピアノがひっぱっていく(ピアノの流れに乗る/乗せられる)、ピアニストがしかけていくなどのアクションがあると、ライブ感のある活きた音楽が生まれます。

僕はこの発表会を、従来の流れ作業的にステージに上がって演奏して帰る、みたいなものにしたくありません。演奏する人もそれを聴く人も楽しめる空間、演奏会のような雰囲気にしたいのです。
そのためには、演出作りも大切だとは思うのですが、演奏者が魅せられるステージを作れることでダイレクトに僕の理想の発表会イメージに近づくと考えています。

これは別にレベルの高い演奏をしましょうと言っているのではありません。ステージの演奏を楽しむこと、人に伝える気持ちを持って演奏すること、音楽という手段で空間を作り上げる喜びを持ってほしいということです。

同時開催「ステージマナー講習会」

話が逸れてしまいましたが、この公開レッスンには「ステージマナー講習会」という別の顔も用意しています。

音楽教室の発表会で、出番直前の舞台袖で生徒さんがいきなり「挨拶っていつすればいいんですか?」「挨拶と楽譜を置くのってどっちが先ですか?」とめっちゃ質問されたり、アンサンブルの発表で舞台に上がってからどうしていいかわからずいきなり座っちゃったり、準備できていないのにアインザッツ出しちゃったり、チューニングするのかしないのか舞台上で会議が始まったりと、演奏以外のことでトラブルが起こった経験が結構あります。

これを書いていて思い出しました。僕自身も高校生の時の文化祭でトランペットソロを演奏する機会があったのですが、ステージマナーを全然知らなくて、足を開いたまま首だけペコっと挨拶したらしく(緊張しすぎて覚えていない)、演奏し終わってから「おまえ、柔道の試合かよ!」と指摘された経験があります。

客席から見てオドオドしたり目線が定まらず挙動不審になっているのは高確率でバレます。「ああ、この人緊張してるんだなあ」と。ですので、入退場、準備、姿勢、挨拶、表情など演奏以外の動作、いわゆるステージマナーもこの公開レッスンで確認することで、安心して演奏に集中できるのではないか、と思っています。しかもステージマナーは吹奏楽団やアンサンブルの時にも同じように使えることですから、ぜひこの機会に覚えていただきたいと思います。

ということですので、ソロの部A(ピアノとの共演)に船本先生のピアノで参加される方はこの公開レッスンに参加していただくことが条件のひとつになります。また、ご興味があればピアニスト同伴で参加される方や、ソロの部B(カラオケ音源による)の方も本番前にこの公開レッスンで演奏していろいろ確認していただければと思います。

こちらの詳細や開催時期につきましてはオフィシャルサイト内にございます発表会特設ページをご覧ください。

この発表会はこれまで荻原のレッスンを受た方だけでなく、これから発表会に参加するためにレッスンを受講するのも大歓迎です。ご興味ありましたらぜひご参加を検討いただければ幸いです。

荻原明(おぎわらあきら)

荻原明(おぎわらあきら)です。記事をご覧いただきありがとうございます。 いただいたサポートは、音楽活動の資金に充てさせていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。