テクニック本【第5章】

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記事

5-5.付点のリズム(付点8分音符+16分音符)

レッスンで「では、やってみましょう」とお願いすると、困ったように「あの…テンポはどのくらいでしょうか」と質問されることが少なくありません。
そのような質問をされた時、私は必ず「楽譜に書いてある情報を参考に、その音楽が最も活きると感じるあなたのテンポで演奏してください」とお願いします。

私は音楽教育の場面でよく見かける、メトロノームを鳴らしたり先生が手拍子をしてテンポを提示し、それに合わせて生徒が

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5-4.シンコペーション

シンコペーションの概要

シンコペーションは英語のsyncopate(音を切分する/言葉を中略する)という意味です。切分する…音楽に使われる日本語って、独特でわかりにくいですよね。しかも切分という言葉は国語辞典を引いても他に出てこないのです。

ともあれ、シンコペーションとは、強拍と弱拍が通常と変わる状態、手法を指します。

アメリカの作曲家、ルロイ・アンダーソン「シンコペイデッド・クロック」とい

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5-3.仮想打楽器と仮想指揮者

第5章は基本的にトランペットの具体的なそれぞれのテクニックについて解説するのですが、今回はタイトルからも抽象的な感が現れています。

一体何の話なのか。

プロはすごい!

音大受験を目指す高校生の時、師匠の津堅直弘先生のレッスンを受けるため、前室で順番を待っていた時のことです。
当時私もレッスンで教わっていた「アーバン金管教本」の曲がレッスン室の中から聴こえてきたのですが、その演奏のクオリティの

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5-2.リップトリル

リップトリルの概要

リップスラーは知っているけれど、リップトリルが何かと問われると漠然としたイメージしか持っていない。何か、速いやつでしょ?という方、多いです。

リップトリルとは、名前がそうであるようにひとつの音を基準として、2度や3度などごく狭い音程間をスラー(タンギングではない方法で)移動する奏法を指し、多くの場合はトリルのように反復する方法で練習をします。

有名なところでは、アーバン金

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【インデックス】 トランペット技術本

「技術本」は、ブログ「ラッパの吹き方:Re」と隔週火曜日に(毎週交互に)更新致します。記事を更新しましたら、更新日とそのリンクをこちらに掲載致します。

 0.はじめに ~技術(テクニック)とは何か~(無料記事)(2019.01.15公開)

第1章 —練習って何?—

 1-1.教則本の使い方(2019.01.29公開)
 1-2.練習と研究・実験(2019.02.12公開)
 1-3.ウォーム

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5-1.リップスラー

ついに最終章第5章に入りました!
この章は「技術本(テクニックぼん)」のいわば中枢。トランペット特有の、実際に演奏上必要なテクニックについて解説していきます。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

それでは、第5章最初は「リップスラー」について。

リップスラーの概要

ある一つの音が鳴ると、その音以外に1オクターブ高い音やなど、高い音がいくつか聞こえることがあります。これらの音のグループを

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