見出し画像

好きな人との会話の時間を増やそう。『人は話し方が9割』

親しい友人を作りたい。
恋人が欲しい。
仕事で上手にコミュニケーションを取れる人になりたい。
もっと話し方が上手だったら人生うまくいくのに。

人間関係やコミュニケーションに対する悩みは尽きません。
この記事を読んでくれたあなたも、少なからずこれらの悩みを抱えているのではないでしょうか。

20代前半の頃、私もコミュニケーションに悩みを抱えていました。
「上司や同僚との会話がうまくいかない」
「異性との会話が続かず、恋人ができない」
今ではそんな悩みからは解放されましたが、その解決法を自分ではうまく言語化できずにいました。

その言語化できないということを解決すべく、
『人は話し方が9割』(永松茂久著 すばる舎)を手に取りました。
当書は2021年に日本で最も売れた本であり、100万部を突破しています。
具体的で再現性があり、著者の体験が随所に散りばめられていました。
今回は私が学んだ「好かれる人の話し方」についてシェアしていきます。


相手を主役にする

会話をするとき、あなたは自分のことばかり話してはいないでしょうか?
「話し方において一番大切なことは、聞くことである」
聞き方をマスターすれば、すべての会話がうまくいきます。

聞き方をマスターするためのファーストステップは
相手に関心を寄せること。
次のステップとしては、相手を観察し、相手が本当に求めているものを真剣に探すことです。

人は本来、自分に一番興味がある生き物です。
そして、誰もが自分のことを認めてもらいたい、共感してほしいと思っています。つまり、自分のことをわかってくれる人を好きになるのです。

ですので、一番興味がある「相手自身」のことを主役にすれば、自分を主役にしてくれるあなた自身のことを好きになるのです。


とにかく全肯定する

「否定しない」「うなずく」「プラストーク」の3つで話し方は劇的にうまくなると当書で述べられています。

自分の話を否定されると、不快な気分になるどころか、パフォーマンスも低下します。
自分のことを「否定しない空間」に身をおくことが会話がうまくなるコツです。まずは、相手の話を「否定しない」ことから始めてみましょう。


説得するより、勝手に楽しむ

当書では、著者が見たある動画について触れられています。

以前、こんな動画を見たことがあります。
人がたくさんいる広場で、突然、1人の男が音楽に合わせて踊り出します。
その男性を、怪訝な目で見つめる人たち。見て見ぬ振りをして、足早に広場を後にする人もたくさんいます。
 ところが、しばらくすると別の人が踊り始めます。
 その後も1人、また1人と踊る人が増えていき、最終的に広場は、野外ダンスフロアさながらという状況になったのです。

P115より

このことから人に好かれ、巻き込むためには自ら楽しそうにすること、自分からワクワクして積極的に行動していくことが最良であるということがわかります。

「人に説得するのではなく、自ら積極的に楽しんで、意欲的に参加してくれた人を巻き込んでいく」
私は、このことは意識せず実践していましたが、改めて自分の行動は間違っていなかったと確信を得ることができました。


まとめ

①「相手を主役にする」
②「とにかく全肯定する」
③「説得するより、勝手に楽しむ」
以上3つのポイントについてお伝えしました。


これらの中で①と②は嫌いな人や苦手な人に実践するのは難しいと思います。
つまり、「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」こと、そして「自分を肯定してくれる場に身を置く」ことが会話が上達するための最短ルートなのです。
苦手な人とは無理に会話しなくていい。
笑顔でニコニコしていればいいのです。


当書で学んだことを実践しながら、コミュニケーション力、人間力に更に磨きをかけていきます!
素敵な本を世に出してくれた著者の永松さん、ありがとうございました。
深い学びと自分が実践すべきことが見えてきました。


そして、この記事を最後まで読んでくれた読者のあなた。
読んでくれて嬉しいです。ありがとうございました。
まだ当書を読まれてない人は、ぜひ手にとってみてくださいね。


この記事が参加している募集

#読書感想文

189,937件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?