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求めるな

まだモコアにいます。
結局タイタ(シャーマン)の儀式は3回受けて3回とも何も感じれなかった。

2回目前回の反省も兼ねて3杯飲んだのだが、他のみんなは1杯で強烈と言ってる中で何ともなかった人であった。
3杯目吐く時(吐くの行程の一つ)に苦しみながら吐いてる時ここに来てからいつも一緒だったノルウェー人に微笑みながら背中をさすられて、「何で俺だけこんなに苦しんで飲んでるのに何にも感じないんだ」っと泣きそうになりながら吐いた。

そのまま何も感じないまま意気消沈して焚き火の火を眺めてると「求めるな、今を楽しめ」という言葉が降ってきた。この旅で一番楽しみにしていたこの儀式。でもどこかで求めすぎていた、この儀式に縛られて囚われていた。何か変えてくれるのではないか、何か自分の意識が変わるのではないかと、という淡い期待を抱えていたのだと思う。
だからこの儀式は絶対に受けないとっと思い今をどこか疎かにしていた。今を楽しんでなく、早く受けたいという焦りと受けれなかったどうしようという心配が常にあったのだと思う。

2回目が終わって、もういいな!ここではやる事ではもうないのかもって思って移動しようかなと迷っていると一緒にいたノルウェー人にもう一回受けようと誘われて、3回目も受ける事に。

昨日受けたのだが、結局何も感じることはなく終わった。なんか妙に納得した気分になった。たぶんお金の事とか考えるとだいぶ損はしている。でもなんか気持ちは納得して、ここでの生活はそんなに悪い物ではなかった。
いい人にも出会えたし良き気づきもあった。
スペイン語とかいろいろわからない状態でここまで急足で旅を続けてしまったから、ゆっくりと一つの場所に止まって少しずつ理解していく必要もあった。

虫に刺されすぎて身体が痒くなってしまったり、自然が満載だから虫も満載だったのも…良き思い出…

少しずつだが旅の風景が明るくなっていく感じがある。

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