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私たちは、いつだって応援されている

先日は、沢山の方に「好きなヒト・コト・モノを追いかけていたら、本屋さんを始めることになっちゃった話」を読んでいただきありがとうございました。

noteでは、note公式の「今日の注目記事」や小林麻衣子さんの「ためになるネタ・気になるネタ」にピックアップしていただり、Twitterでもnote公式さんが取り上げてくださったりしてびっくりしましたし、友人や知人からも、FacebookやLinkedInで私史上初ではないかというくらいの反響でした。

本屋の店舗をゼロから開くのではなくて、共同書店の一棚の棚主になるだけなので、みんな何か勘違いしてるんじゃないだろうか?と思いましたが(翻訳機能で読んでいたであろう海外の友人たちは間違いなく勘違いしていたと思いますが)、それであっても、沢山のお祝いの言葉や背中を押してもらう言葉とエネルギーをいただいて、それはとても嬉しかったです。

電子書籍やオーディオブックなどが広がって、もう紙の本の需要なんて少ないんだろうなとも思っていたので、みんな、こんなにも紙の本が好きだったんだというのも驚きでした。

本を出している先輩や友人が、著書を寄付してくださったりもしました。

「自分の頑張りや喜び、挑戦を一緒に喜んでくれる人が本当の友達」という言葉を聞いたことがありますが、
ああ、私の周りには、こんなにも沢山の人たちがいてくれたのだなぁと気づかせていただく機会にもなりました。


私たちは、いつだって応援されている。

そう信じることができていると、それは、自分にとってとても大きな力になります。

一方で、それはとても不安定なものでもあります。

踏み出す前も、踏み出した後も、ちょっとしたことで、すぐに自分の中が揺らいでしまいます。

「こんなことをやっても、うまく行かないかもしれない」
「誰も見向きもしないかもしれない」
「自分のアイディアに、何の価値もないのかもしれない。何の意味もないのかもしれない」
「誰かに迷惑をかけるかもしれない」

新しいチャレンジを思い立った時、必ずと言っていいほど、こういった声が私たちの中を渦巻きます。
このような「自己制限的な声」を、私たちCTIのコーチングでは「サボタージュ」と呼んでいますが、これは、必ず誰にでも存在するものです。
目の前のチャレンジが大きければ大きいほど、新しければ新しいほど、サボタージュは、私たちのことを心配して止めてくれます。

こんな時、私たちは、つい忘れてしまいます。

いつだって応援されているんだ、ということを。
一歩踏み出した先には、祝福の世界が広がっているんだ、ということを。
自分が願っている世界は、きっと他の人が願っていることでもあるんだ、ということを。

でも、その世界は、踏み出す前には見えないので、「あると信じる」しかありません。
そう、信じる勇気が要ります。
自分のことも、周りのことも。

もし「そんな世界」がなかったら?
それはその時にまた考えるしかないですね。
それはそれできっとなんとかなる。そこも信じるしかない。
これがスイスイできる人もいますし、なかなか動き出せない人もいます。(私はもともと後者です。)

何かチャレンジをしている時、人は緊張や不安の中にいて、とてもvulnerable(脆弱、傷つきやすい)です。

だから、「あなたから力をもらっているよ」「応援しているよ」「きっと大丈夫だよ」という言動があることは、それだけでとても支えになります。

その人が、自分自身を信じる勇気になります。

皆さんからいただいたハートマークも、私の力になりました。
noteも「みんながあなたの活動を応援しています!」とお知らせまでしてくれました。

改めてありがとうございます。

本屋業界、少し足を突っ込んだだけでも、相次いで閉店していく事情も、どの本屋も流行りのビジネス書ばかりになる理由も、よくわかってくるのですが、マイペースに良書と思えるものを並べていければと思います。


さて、今日、誰からの、何からの、応援を信じますか?
そして、自分は、誰に応援の気持ちを届けますか?


では、また!


◆今日の写真は、父の手作りカンパーニュ。実家に行く度にもらってきます。母の手作りジャムと共に、2人からの応援を感じるものです。

この記事は、2022年6月15日配信のここみち便りを大幅に書き直したものです。
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