「アフターコロナ」に、LCCで太平洋を横断できる日がいよいよやってくる🌎

これまで実施することが不可能だった日本からLCCの直行便で行く北米へのリーズナブルな旅が、コロナ禍がある程度収まってくる頃に実現するかもしれません。

僕はコロナ禍がある程度収まってきた後は、JALやANAといったFSC(フルサービスのキャリア)よりもLCC(ローコストのキャリア：格安航空会社)の方が旅客需要の戻りが早いとみています。その理由はコロナ禍により多くの企業が否応なくテレワークなどを導入しそれが定着してきた影響で出張などの機会が減り、コロナ終息後も引き続きビジネスマンによる航空旅客需要が減少する一方、これまで旅行をしたくてもできなかった旅行者によるプライベートでの航空旅客需要が増加すると見込んでいるからです。しかもFSCはLCCと比べ東京-大阪、東京-ニューヨークといったビジネスマンによる旅客需要が高い路線を多く抱えているため従前からビジネスマンによる旅客需要もLCCと比べて高く、仮にコロナ禍により旅行者によるプライベートでの航空需要が増加しても、従前の供給をすべて満たすだけの旅客需要には満たないと考えるからです。

これまでのLCCの路線は短・中距離がほとんと✈️

世界中にLCC(格安航空会社)が就航し始めて久しいですが、そのほとんどは短・中距離路線での展開となっています。実例を挙げるならば成田から香港やバンコク、長くてもシンガポールなどのアジア圏内の路線などです。それより遠い距離を結ぶ路線はほとんどありません。一部例外はありますが、そえでもハワイや日本に近いオーストラリア北部（ケアンズ、ゴールドコースト）までがやっとのところです。

つまり日本やアジアから北米大陸まで、太平洋を無着陸で横断する便を運航したLCCは未だかつて全世界中に1社も存在しません。マスコミなどでよく取り上げられているLCCですが、現在のところこれを使ってまっすぐに日本からアメリカ本土まで旅に出ることは不可能なのです。

世界で初めての日本・北米を結ぶLCCの便が就航する日が間もなく来る⁉️

ところが、もしかするとコロナ禍が収まった後の近い将来、この太平洋を無着陸で横断し北米大陸と日本やアジアを結ぶLCCの路線が実現する日が来るかも知れません。

コロナ禍の今、日本航空JALの100%子会社であるLCCのZIPAIR Tokyoが、2020年12月19日に成田とハワイのホノルルを結ぶ路線を就航させたことがニュースとなりました。首都圏にある成田空港から出発するLCCとしては初めてハワイを結んだ路線となり、太平洋を渡る足掛かりとなりました。

このZIPAIR Tokyoは、ZIPAIR Tokyoさんの記事(「目指すのは『太平洋を渡る、世界初のLCC』。常識にとらわれず進化し続けるエアラインへ。」)にも書かれている通り「近い将来にはアメリカ・ハワイなどへの就航を視野に入れています。」とのことで、近い将来ZIPAIR Tokyoの便でアメリカへ行けるかも知れません。

LCCで行くリーズナブルな北米旅行が可能に🇺🇸🗽

ZIPAIR Tokyoの便がアメリカへ就航すれば、これまで叶えることができなかったLCCで行くリーズナブルな北米旅行が実現する日が来るかも知れません。日本やアジアから太平洋を渡ってアメリカを結ぶ初めてのLCCが、外資系LCCCではなく我が日本のキャリアだなんて、日本人としてはちょっと嬉しいし、誇らしくないですか!?

そのアメリカへの就航地についてはまだ分かりませんが、マスコミ各社が報じるように、僕もアメリカ西海岸になるのではないかと予想しています。なにしろ親会社のJALが初めて太平洋を渡り就航した就航先が西海岸のサンフランシスコ(そのせいかJALの便名は創業以来001便、002便です)だし、日本人にも縁が深く需要がある地域だからです。仮に東海岸のニューヨークや首都ワシントンD・C、北東部のシカゴ、南部のダラスやヒューストン、南東部マイアミなどはさすがにLCCのサービスでは難しいところがあると思うからです。

前回の記事でも書きましたが、僕が次のコロナ禍が収まった後の海外一人旅の目的地のひとつとしてアメリカ西海岸を狙っているのもこうした理由からです。またZIPAIR Tokyoで親会社のJALのマイルが利用できるようになるという情報もあり、僕は今からJALのマイルも貯めています。

アメリカで他のLCCに乗り継げば、全米やカナダ、メキシコ、中南米方面にもLCCの旅ができるようになります。日本から太平洋を渡るLCCが就航することで、アメリカ方面への旅の可能性がとても大きく広がりますね！ぜひZIPAIR Tokyoの路線展開に期待したいところです。

それでは今回はこの辺で。今回も最後までお読みいただきありがとうございました！