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日本語教師の学びがスタート!


みなさん、
こんにちは。こんばんは。

前回お話しした、オーストラリアが本拠地の日本語教師養成スクールから教材が届きました。

分厚いテキスト7冊に音声と動画の教材。結構なボリューム。
全部頭に入るのか?私にできるのか?という不安な気持ちも入り混じりながら、久しぶりの新しい学びにワクワク気分。

なにしろ人にものを伝えるということは、伝える言葉以上の知識や情報が入っていないといけないことは、自然療法をお伝えする中で重々実感しています。
でもまあ「とにかくやってみよう!」という気持ちで学びが始まりました。

まずは、英語圏の人たちに日本語を教える、という「間接法」の学びからテキストは始まります。レッスンの後半では「直説法」の学びも始まるとのこと。最終的には「日本語教育能力検定試験(現在の名称)」試験をパスすることも念頭におきながら、まずは週1回のペースでワークシートを提出していきます。


英語圏の人々、そして日本語は全く初めての人に、いきなり日本語のひらがな・カタカナ・漢字を教えるのは至難の技だよな〜と思っていたのですが、このテキストでは、ローマ字を使って、日本語の「音」を形態化し、そこからさまざまな文法事項や構文を学んでいけるように構成されています。

国文法をそのまま伝えるのではなく、日本語の形容詞や動詞の変化について
わかりやすく再編成されていて、その際、ローマ字表記であることで日本語の形容詞や、動詞の変化を新鮮なグルーピングで解説されているので、日本語初心者の方にとって、とてもわかりやすく日本語の基本を伝えることができるのではと感じています。

私自身、日本人が学校で教わる国文法とは、また違った視点で日本語を客観的に理解することができるのはとても新鮮な気持ち。日本語再発見!という感じでとても面白いです。

また、「日本語を諸外国の人に教える立場」に立つと、かつて学んできた外国語(英語やフランス語)についての理解がいかに浅かったかとも思います。


日本語を理解するのに「ここは押さえてね!」というところがあるけれど、外国語にももちろんそれはあるわけで、そこのところを曖昧にしてしまったところがあるので、かつて学んだ外国語も「適当に話せる」程度で止まってるんだよね〜と反省したり。異国の言葉を学ぶことのポイントを再確認したりもしています。

言葉は文化

そんなことを思いながら学びを進める中で、あらためて実感したことがあります。それは「言葉は文化」であるということ。

学生時代には、英語、フランス語と学んできましたが、文法の構造や表現方法、動詞の活用法、数の数え方などに触れると、その言語を話している人のモノの捉え方、価値観などの民族性を感じ取ることができます。

また、日本語にもたくさんの方言がありますが、地方の方が関東弁(標準語)を話すと人格が変わるようで嫌だ、という方もいます。

言葉はその地域や国に根ざしたものであるし、単なるコミュニケーションの道具だけではなく、その言葉を話す国や地域の人々の精神性を形作っているものなのですよね。

日本人は、ひらがなに代表される大和言葉と、大陸からもたらされた漢字、そしてカタカナという3種類もの表記を自在に操りますが、それぞれの表記に成り立ちや文化的背景などが受け継がれ、日本語という言語として成立しています。

外国の文化を上手に取り入れながら、自国のものとして消化、昇華させてしまうとっても懐の深い民族なんだよな〜日本人って。と感じます。

いずれにしても、日本語という自国の言葉、そしてその言葉によって紡がれる日本の文化を伝えることができるように、コツコツ頑張っていきます!

それではまた!

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