見出し画像

チェルノブイリ日記 54 ~ エネルゲティック文化会館の劇場と資材置き場と


もうちょっと歩き回ります

 前回のあらすじ。
「エネルゲティック文化会館(Палац культури «Енергетик»)」を歩き回っています。

※ この記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み終わって面白かったと思われましたら投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです。

※ 過去の日記はこちらから。

 例によって例にもよってエネルゲティック文化会館の見取り図などありませんし、どこへ向かって歩いているのかは全く分かりません。ただただイケメンとガイドの後ろを歩きます。

 数十分前にも見掛けたような気がする階段を……上ったのか下りたのか素通りしたのか、全く記憶にありません。ヘッドカメラを装備して録画しながら歩けば良かったのですけどね。

 何だったのかは分からない広い空間とガイド。

 そしてやっぱり置かれている椅子。チープだなぁ……。

 言うほどこんなチープな椅子ってあちこちで使われているものなんですかね。1980年代やそれ以前とはそういう時代だったの? まぁ日本でも半世紀前からそのままみたいな食堂でものっすごいチープな椅子が現役で使われていたりしますものね。

 んんん、見覚えがありますね。エネルゲティック文化会館に入ってすぐ見掛けたアレですね。歩いているうちに出入口へ戻って来たのですね。
 詳しくは下のリンクからどうぞ。詳しくってほど詳しくは書いていませんけども。

大きな劇場

 先の写真を撮影してから60秒もしないうちに辿り着いていたのがこちらです。舞台なのかなぁ? 英語版のWikipediaによりますとエネルゲティック文化会館には劇場があったということですから、ここのことかも知れませんね。

 ところで舞台の上にどなたかの肖像が置かれていますね。

 この方はどなた……?

 ソ連の政治家なのだろうなぁと調べてみましたところ、「ユーリ・アンドロポフ(Ю́рий Влади́мирович Андро́пов)」という方かなぁ?
 調べましてもこの劇場や肖像について言及されているページを見付けることが出来ませんでした。Googleの画像検索をご覧下さい。

 ちなみに原発事故が起こる前のエネルゲティック文化会館は政治家らしき人たちの肖像画並べられて何かが行われていたようですよ。

 さて、舞台裏を見てみましょう。

 のっけからピンボケでごめんなさいね……。足元に並んでいる筒のような物はライト……なんですかねぇ?
 ちょいと調べましたところ舞台の上部に吊られている「サスペンションライト」という物のようですね。

 さてその舞台の上部とは……

 見上げてみます。

 舞台の裏側というところをそもそも知りませんし、暗いし大きいし色も乏しいし、見上げたところで何が何やら分かりません。

 フラッシュを焚いてみます。まぁ焚いたところでという話なんですが……。

 ところどころ光っていますのは窓なのか穴なのか。

 何階建てくらいの高さがあるのかなぁ。
 天井が明るいのは何なのでしょう。

 角度を変えながら何枚も撮影します。見て誰が喜ぶねんという写真ばかりですが……ごめんなさいね。

 もちろん電気など通っていませんので明るいところは外に繋がっているのだと思います。それが元々そうなのか、廃墟になってからのものなのか……?

 何枚も撮りましたので撮っただけ載せてはいますが、何なのか分かりませんのでコメントのしようもないのです。いつの日か舞台裏建築マニアみたいな人がこの日記を見付けてくれることを期待しましょう。

 さて、客席の方はどうなっているのでしょう。

 暗!

 劇場らしく階段状になっていますね。出入口の雰囲気もいかにも劇場という感じです。

 ただ、椅子はありませんね……。地べたに座って観賞していた? いやいやまさか。

 しかし椅子を外したという雰囲気もありません。固定された椅子ではなくて動かせる椅子だったのかなぁ。

 瓦礫というのかガラクタというのか、床に何かがあることはあるのですが、暗くて分かりません。

 しかし我ながら撮った写真を載せるだけで何も分かってはいないというね。何の意味もないコメントばかり。こんな日記ある? 日記だからこそか?

 汚名返上……にもなりませんが、えぇと、これは、ピンボケで申し訳ないのですが、椅子……ですかねぇ? いや、私の知ってる椅子の形と違う……。変形、いや変身する椅子や……。
 でもまぁ背もたれと肘置きと言えばそうも見えます。座面がないのはいつものことです。

 この日記は1話あたり2千文字前後にしているのですが、これで終わるのはさすがに良くありませんのでもうちょっと続けます。

資材置き場

 何かのイベントで使用されたであろう資材置き場に着きました。
 資材置き場だったのか原発事故の後でそうなったのかは分かりませんが、他にピンと来る呼び方も思い付きませんので資材置き場と呼ぶことにします。

 この部屋は廃墟マニアで写真の加工もお上手な先輩諸氏がよく写真を載せてらっしゃると思います。

 この肖像はどなたなのでしょうね。

 さっきの人の眼鏡をはずしたバージョン?
 それとも眼鏡のゴルバチョフさん……? この肖像画がいつ描かれたものか分かりませんが、我々……私の知っているゴルバチョフさんは1990年代の姿なのですよね。

 調べてはみたのですが、それっぽい人はいてもこの人だという確証が持てません。言うたら悪いんですが、似たような頭髪の人が多いんよ……。

 こちらの方々は?
 左は……エリツィンさん?
 右は……「レオニード・ブレジネフ」さん?

 いやもう全く分かりません。写真ではなく絵ですしね。これも言うたら悪いんですが、実物より良く描かれているでしょうしね。そもそも正解に辿り着いたとしても正解だと知る術もありませんしね。

 しかしなんというか、政治家の肖像画が何枚も並んでいるというのは日本ではちょっと考えにくい光景ですし、それがなんとなく子供向けのイベントで使われるっぽい資材と一緒に置かれているというのもね。
 あ、「政治家」ではなくて「指導者」と呼ぶんですかね。「23分間の奇跡」という小説でもありましたよね……。

 とまぁ話がずれてしまいますのでこのへんにしときます。

次回予告

 資材置き場をもう少し見ます。

ここから先は

0字

¥ 100

読み終わられて「面白かった」「役に立った」「他の記事も読みたい」などなど思われましたらサポートを是非よろしくお願いします。