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チェルノブイリ日記 64 ~ ガイドから置き去りにされかける客


観覧車の足場を見る人

 前回のあらすじ。
 プリピャチの遊園地で観覧車を眺め続けています。

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※ 過去の日記はこちらから。

 前回から2ヶ月半ほど経ってしまいました。ちょいと色々ありましてやる気が出ませんでして……ごめんなさいね。お久し振りです。
 久し振りなのに前回と変わらない内容で申し訳ないのですが観覧車の写真がもう何枚か残っていますので載せますね。

 ゴンドラの下の足場がくの字に曲がっているのは先天的なのか後天的なのか……。後天的と思ってしまいますが、これまで築いて来た当たり前が通用しない世界がチェルノブイリですからね。どうなんでしょうね。

 やっぱり後天的なものですよね。四半世紀以上も放置されていたらそりゃそうなりますよね。

 遊園地の営業が始まる前に原発事故が起こってしまいましたが、観覧車の建設に掛かった費用は然るべき会社や人へ支払われたのかなぁ。

観覧車をもっと見る人

 ゴンドラに乗ろうと思えば乗れますし、人数を集めれば人力で観覧車を動かすことも可能なのでしょうね。

 まぁ観覧車が耐えてくれるかは分かりませんが。

 調子に乗って観覧車を壊しでもしたら世界中から非難の的です。廃墟はそっとしておきましょう。見るだけで触らず。

 周りの木々が黄色に染まっていて、観覧車の黄色とよく合いますね。
 季節によっては木々は緑色なわけですが、どちらが好みですか?

 同じような写真ではありますが、何枚も撮影しています。だって憧れの観覧車ですもの。

 ……何か引っ掛かりますね。読み進める前に上の写真をよくご覧になり違和感の正体を探してみて下さい。






 ……!?

 イケメンとガイドォォォオオおぉ! 明らかに向こうへ歩いていますよね。

 ナチュラルに黙って先へ進むのやめてぇえええぇぇえぇぇ!
 私が迷子になって野垂れ死にでもしたら自分らも責任負うことなるんやで……なりますよね? あれ、私もしかしてチェルノブイリに着いたとき「何が起きても誰も訴えません」みたいな誓約書にサインしてた?

 あ、サインしてたわ。そういうこと? え、そんな誓約書ってサインをしたとて有効なん?

置き去りにされかける人

 イケメンとガイドを見失わないように追い掛けつつ気になった物を写真に収めます。
 これは何の部品なのでしょうね。地面を見た感じでは落下して来た物ではなさそうですね。じゃあ誰がどこから持って来たという話なんですが……。チェルノブイリでその疑問、何回目?

 黄色の世界。

 もう一度ここを訪れることは出来るのかなぁ……。
 私がチェルノブイリを訪れたのは2013年10月です。約8年4ヶ月後にウクライナが軍事侵攻を受けることになるとは想像もしませんでした。
 平時であればお金と時間と体力さえどうにかすればチェルノブイリを訪れることは出来ましたが、そういう話ではなくなってしまいましたものね……。

 名残惜しいですがお別れです……が?

 何ぞこれは……。座るところには見えませんし、足場の一部……? 謎です。

次回予告

 ちょっと短いのですが今回はここまでにさせて頂きます。
 次回は遊園地を離れて新たな場所へ!

 続く。

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