見出し画像

チェルノブイリ日記 56 ~ レストランらしき建物


レストランらしき建物に入る

 前回のあらすじ。
 エネルゲティック文化会館の資材置き場が謎でした。

※ この記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み終わって面白かったと思われましたら投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです。

※ 過去の日記はこちらから。

 エネルゲティック文化会館の外へ出ました。
 Googleマップを眺めていましたところ、前回の資材置き場は外に面した出入口から覗いて撮影していたことが分かりました。あぁ、全く記憶にない……。

 何かが立っていましたので撮影してはみましたものの、これは何でしょうね? 全く分かりません。

 イケメンとガイドの後を歩きます。何かないかと左右に目を向けますと、また落描きや……。本当に良くないよ。どういう感情で描いているのでしょうね?

 そこから20秒ほど歩いて辿り着きましたのがこちらの建物です。木が邪魔でよく分かりませんね……。
 恐らくエネルゲティック文化会館の南南西にある建物だったと思います。これもGoogleマップを眺めての推測ですが……。日記とは記憶が新しいうちに書くべきものなのだなぁ。
 建物の上部に文字が並んでいるのですが、「РЕСТОРАH」つまり「レストラン」と書かれているものと思います。今となってはレストランには全く見えませんがね。

 お邪魔しますよー。
 のっけから不安を感じる壁や柱です。本当はここにガラスがあったのでしょうけど。
 危なそうですし足元も悪そうですしここは素通りして……

 入りますよねー。
 写真の左上、天井に備え付けられているのはレンジフードに排気ダクトですかねぇ。この建物がレストランであったなら、ここは厨房だったはずです。

 厨房……だったはず?
 壁のタイルはそれっぽいですね。

 転がっている大きな何かたちは何なのでしょう。うーん?

 うーん……? 撮影してはおくものの、まるで分かりません。

 元々こうして立っていた物なのか、横だった物が縦にされているのか、それさえ分かりません。

 片付いている場所とそうでない場所の違いは何なのでしょうねぇ。

 転がっているのは天井の照明器具だったりするんでしょうかね。天井を撮影しておけば良かったです。

 今日は何度か見掛けていますね、小さな洗面台を。厨房の洗面台にしては小さいような気もします。

 しかし撮影した本人が何なのか分かっていない写真ばかりですので日記の書きようもないのです。しかし貧乏性ですので撮影した写真は載せるのです。
 我ながらこの日記は回によってテキストの熱量の差が大きいと思います。

暗い通路を抜けて

 当たり前ですが廃墟ですので電気など通ってはいませんでして、建物の内側へ進むほど太陽の光は届かなくなるわけでして。ただただ暗い……。

 フラッシュを焚いてようやくこれです。
 しかしレストランにしては薄気味悪い通路ですね。現役の頃とはもちろん違うのでしょうけど。
 個室が並んでいるとすればまぁアリかなぁという気にはなりますが、それでもちょっと狭いし素っ気ないですよね。
 いったいどんな部屋なんだ……覗いてみましょう。

 お、おぉん。

 暗い、ただただ暗い…………………………ん?

 ぎゃーす!
 足元が抜け落ちてる? トリックアートではないですよね?
 初日のチェルノブイリ原発5号炉でもこのような罠があちこちにありましたね。まさか建物の1階にもあるとは思いませんでした。あっぶねぇ……。

 勝手な行動は慎みましょう。ガイドの後ろを歩きましょう。自らの命を守るために……。
 ガイドぉお! 待って! ライトを持っているなら私の足元も照らしてくれ!

2階へ向かう

 暗い廊下を抜けると少し開けたところへ出ました。
 ここがレストランの客席であったなら、開放的で良い眺めだったのでしょうね。今は森しか見えませんが。

 なんと2階へ続く階段が現れました。なんとなく古き良き高級レストランっぽい?

 高級レストランっぽ……そうでもないか?

 たまには家族そろってレストランで食事でもしましょう。喜んで階段を駆け上がる子供たち。走っちゃダメよ……。

 走っちゃダメよ……。雨漏りでもしてるんでしょうかね。それとも何かが撒かれた?

 廃墟であることを考慮しても無骨な壁に無骨な床だなぁ。レストラン……ですよね?

 体重を預けたら耐えてくれなさそうな罠っぽい手すり。ホントにレストランだったの? 分からなくなって来ました。

 2階の謎の部屋を覗いて……。

 ここに客席が並んでいたのかなぁ?

 うーん、全く分からん……。

 コメントのしようがないのです。ガイドも特に何も説明をしてくれませんし。

 足元に気を付けて。床が抜けませんように……。

 おぉ、なんとなくレストランっぽい雰囲気! ……か?

 原発事故が起こった日の夜も営業をされていたのでしょうかね。プリピャチでの最後の晩餐……。

 以前にも書いたかも知れませんが、チェルノブイリを訪れるにあたって日本語を話せるガイドを雇うという選択肢もあったのですよ。しかし10万円必要ということで、ケチって雇わなかったんです。

 今から思えばケチケチせずに雇っておけば色々な話を聞けたのになぁ……とちょっと後悔してみたり。

 向こうの方に……

 舞台ですかね。これも今日は何度か見掛けていますね。

次回予告

 次の建物へ向かいます。
 しかしこの写真、階段というより坂みたいですよね。

ここから先は

0字

¥ 100

読み終わられて「面白かった」「役に立った」「他の記事も読みたい」などなど思われましたらサポートを是非よろしくお願いします。