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今年、グローバルな通販会社がどう動いたか

なんやかんやで暦はもう9月。セミの季節は一瞬で過ぎ、コオロギの鳴く時期となりました。

しかし、怒涛の如く、ジェットコースターに乗ってるような会社運営もこの時勢に個人も会社も慣れつつあります。

あれは2月、武漢で起こった例のやつは、翌月、中国の事務所にも影響を及ぼすことになります。誰かが熱が出たとか、2週間休みますとか。なんじゃそれ?と思っていた矢先に、韓国のオフィスが大騒ぎし始めます。ある宗教団体がクラスターに。アジアの物流が止まる中で、うちの会社もそのまま止まるのかと言う恐怖感が•••。

対岸の火事と思っていたところ、日本に火の粉が飛んでくることは時間がかかりませんでした。東京の店舗がクローズ、間も無く、大阪、名古屋もクローズ。そして、フィリピンはオフィス入室禁止令で、完全にロックダウンの指令が国から出されます。粛々と中国から調達したマスクを取引先と全世界の社員に配送するのは私の役目です。そして、遂に、本社も間引き出社に。

結果、できるのは陣頭指揮を自宅からチャットでやることだけ。このまま倒れてはいけないと、CPUが少ない頭脳の回路を回して、方針を考えます。その結果、完全通販シフト!実店舗が永遠にクローズしようが、天変地異が起ころうが、どこかの物流が動いている限り、通販の受注は取り続けることができます。

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完全にウェブマーケターにシフトし、4月、世界のマーケターに方針を伝え、グググーと落ちた4月の売り上げから、5月には大転換を起こします。通常売り上げの約倍に通販売り上げが伸び、逆に物が枯渇するレベルにまで上昇していきます。6月も順調。7月もある案件が伸び、創業来最高売上をマーク。なんとかようやく寝付けるようになりました。

もちろん、これはこの時勢でも果敢に責めることができた世界のスタッフとお買い求めいただいたお客様のお陰でございます。

こう言う時勢でも黙って茹でガエルになるか、逆にぴょんぴょん飛び跳ねて、打開策を見つけるかは、各経営者個々人によりますが、色々知恵を絞っていけば、世界の需要は基本変化していませんので、その求められるお客様にどうリーチしていくかと言うことを学ばせていただきました。

第二波も収束に近づくこの今、やっと店舗も落ち着きを取り戻しつつありますが、気を緩めることなく、次の戦いに備えて参りたいと思います。

世界が「スムーズ」に回るようお祈りしております。や、本当に。