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世界放浪起業家のグローバル教育

うちには男の子が3人います。高校、中学、小学校に通っています。世界中で起業していますので、都度その地域で学校に通うことになります。韓国の学校や、フィリピンへの現地校へ。本来は日本人学校へ行くケースも多いのですが、色々調べた結果、現地で現地言を学ぶことを選択。結果、現地語(英語、韓国語)がほぼネイティブの発音で母国語に近い形で習得するということになりました。

現地の学校で大丈夫かという不安も多々ありましたが、現状をお伝えすると一人はトリリンガル(漢字苦手)もう一人はトリリンガル(韓国語は聞き取りのみ)、最後の小学生(未知数)はバイリンガル(韓国語聞き取りのみ)という結果になっています。

各社各様、色々ですが、一人は国際中学へ韓国語で入学。一人は公立高校には受ける余地なく、英語の実力を生かして、高校へ進学となっています。

驚きなのが、私自身も日韓のバイリンガルではあるものの、大学院卒の私の実力を小学期に海外で在住した子供たちが、私の発音、英語の実力などをあっさり抜いていったことです。私達は大学まで約十年間英語を相当時間学びます。私の場合はさらに数年。この努力と費やした時間はなんだったのかと思えるほど、完全に英語の実力が逆転します。

感じるのは、日本語を書き順を含め、音訓も正確に深く覚えることが、逆に外国語を覚えるにあたって、弊害となっているのではということです。真っ白な状態で、固定観念がない子らが、外国語を学ぶということは母国語を覚えるのに等しい。日本人は日本語をオタクのレベルまで掘り下げて学習するが故に、外国語が入ってこないのではという観点で見ざるを得ない状況に立たされています。

まだ、子供達の出口は確認できていませんが、確実に、この子たちはグローバル化が進むこの社会の中で、確実にアドバンテージを既に得ているはずですし、一方、日本の教育のあり方に疑問符を投げかけざるを得なくなりました。漢字の書き順が微妙なことを除いては・・・。

日本の人口が毎年数十万人づつ減少していく中、日本の総人口も言っている間に1億人を切るという予想がされています。その中で、まだまだ、僕たちの昭和の時代に教わったことと同じような教育を日本の学校で教えている姿を見ていると、なんだか本当にガラパゴスの島に生きているのかなという危惧感を感じたりもします。

5年後、10年後はこの子らが社会で通用するかどうかはわかりませんが、現時点では、教育方針は結果的にはいい方向に向かっていると感じています。私自身は放浪者のような者ですが、そういう生き方、スタンスでも、時代は受入てもらえるのではないかと信じて、少し違った生き方をしています。彼らが大人になること、もっと早いスピードで変化を受け入れざるを得ないでしょうし、今日の満点は10年後満点ではなくなる可能性も大です。そういう意味で、社会が何を望んでいるか、世界が何を望んでいるか、私も家族も一人一人が考えていかなければならない課題なのかなと感じています。

ちょっと変わったグローバル教育ですが、その結果は20年とか30年後にはっきりと出てくるのではないかと考えながら、日々、生活をしていければと願っています。