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ひとり出版社をつくることにしました。

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ひとり出版社を立ち上げるまでの経緯をつづっていきます。
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2017年3月の記事一覧

ひとり出版社をつくる③「個人か、組織か」

ひとり出版社をつくる③「個人か、組織か」

書籍ライターに限らず、フリーランスのライターは経験を重ねるとふたつのステップアップの道があるように思います。

ひとつは、生涯現役でライターを貫いて書き続ける道。もうひとつは、ライターとしての経験を活かして個人から組織に飛躍する道。

それ以外にも講師やコンサルタント、作家などいろいろ道はあると思いますが(あるいは会社員に戻るのが多い?)、ざっくり大別すると、個人か、組織か、このふたつに集約される

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ひとり出版社をつくる②「発端」

ひとり出版社をつくる②「発端」

ぼくはライターです。

「ライター」とひと言にいってもいろいろな種類の案件がありますが、ぼくの場合は「書籍ライター」として仕事をするケースが多いです。

書籍ライターとは、書籍の著者に成り代わって原稿を書くライターをさします。成り代わるといっても書籍ライターがゼロから創作するわけではありません。著者に取材を重ねて原稿を執筆し、著者に一字一句確認してもらって完成させていくため、その原稿は正真正銘、著

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ひとり出版社をつくる①「はじめに」

ひとり出版社をつくる①「はじめに」

ひとり出版社をつくることにしました。

設立する場所は兵庫県加東市という田舎町です。

加東市は兵庫県の北播磨という地域にある人口4万人の小さな町で、大阪市から直線距離で約55キロ、神戸市から約30キロ、姫路市から30キロ弱の位置にあります。

日本地図を(北向きに)見て神戸市があり、その左(西)に明石市があり、その左に加古川市があり、その加古川市から北に20キロくらい上ったところが加東市です。

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