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照明(明かりと短歌)

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街の明かりが生まれるまで(往復書簡14)

街の明かりが生まれるまで(往復書簡14)

このnoteは雨宮真由、斎藤見咲子、坂中真魚による公開書簡シリーズの14通目です。今回から「照明」がテーマです。

坂中真魚から、雨宮さんへ窓の「隔てる」機能について、面白く読みました。
"一応は自分に関わりのないこととして考えて、いつまでも見つめていられる。"
という部分、窓が好きな自分たちの「ずるさ」を知覚していることの潔さが心に残りました。

見咲子さんも窓は「調整役」だと書かれていて、現代

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青い光(往復書簡15)

雨宮真由から見咲子さんへ坂中さんの照明を含めた「光」についての変遷の記事、面白く読みました。

そもそも〈和歌〉の時代はマジの自然光=「ひかり」だったんだよなあと、現代人の私はたまにびっくりします。

これを読んで思い出したんですけど、私が学生時代を過ごした街は首都機能の一部移転を目指して計画的につくられた都市だったんですね。で、街をつくるときに「真の闇というものを残して科学技術のありがたみがわか

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あたたかくない光(往復書簡16)

あたたかくない光(往復書簡16)

このnoteは雨宮真由、斎藤見咲子、坂中真魚による公開書簡シリーズの16通目です。テーマは「照明」です。

明るいのが好きです。だから照明が好き。
でも明るいのはさみしい。
そんな感じのことを書いていきます。

以下は前回のお手紙からの引用です。

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私はもともと青色が好きで、冬のイルミネーションも青いLEDを使ってるものとか見るのが好きです。実際青いイルミネーションってよくあるし

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