オランダで住民が最も幸福な都市
8月3日にオランダの有力紙「AD」が、統計局のデータを基に「オランダで住民が最も幸福な都市」を選定し発表しました。
有料記事なので、私も見出ししか読めていません。けれど、この内容を要約してくれている他媒体の記事を発見しました。
自治体住民の収入、財産、失業といった金銭面に関するデータだけでなく、生活の満足度、パブまでの距離、自然の量などのソフト指標も含め多角的に分析したのだそう。その結果、中部の「Dalfsen」という街が「オランダで住民が最も幸福な都市」ランキングのトップになったそう。
この知らせをうけ、オランダの子供ニュースがダルフセンの町を取材していました。人口3万人ほどの小さな自治体で、子供や若者にとっては少し退屈だけど「自転車のカギをかける必要がないほど」治安は良く、人々は健康で長生き、住人同士は顔見知りで挨拶をかかさない、人々の結びつきが強い町なのだそう。
ただ、この動画のコメント欄にこんな書き込みがありました。
確かにニュース動画にも、コーカソイドの人物しか映っていませんでしたね。全員がオランダで生まれ育っているか分かりませんが、確かに他人種の住民はみかけませんでした(編集されていないとは言い切れませんが)。
2019年のデータなので若干古いのですが、ダルフセンが属するOverijssel州は確かに「オランダの他の地域に比べて移民の数は低い水準になる」と書かれていました。
また、ダルフセンが属するOverijssel州は、「聖書のカーテン」「聖書のベルト」と呼ばれるプロテスタント派の信仰が厚い地域に属しています。そういう点でも、保守的であるのかもしれません。
あくまでも一側面ではありますが、こういった保守的な面が住人の同一性(移民が少ない)を担保し、住民同士の結びつきが強くなっているのかもしれませんね。オランダに住む移民である筆者としては、複雑な気分にもなるニュースでした。
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