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水道の水質検査してみました

先日、私がツイッターでフォローしているアムステルダム在住の方が、こんなツイートをされていました。

それに対して、別の方が「数年前にアムステルダムで発覚した鉛の水道管問題じゃないか」と指摘されていました。

1960年代以前に建てられたアムステルダムの家は鉛の水道管を使用していることが多く、交換が進んでいるとはいえ完ぺきではない様子。それが老朽化し、継続的に飲用すると健康に影響を及ぼす金属(鉛など)が溶け出してしまっているというのです。

●我が家の水道水は?

私が住んでいるのはアムステルダム市ではないのですが、気になって一応調べてみました。

https://www.haarlem.nl/loden-leidingen/

このサイトによると、私が住んでいる自治体は、すべて古い水道管の交換が完了したそうです。一応は安心してよさそうです。

こちらは、住んでいる家の水道管が鉛かどうか判断するコツを紹介している動画。かなりアナログな方法ですが、参考までに。

●セルフ検査キット

水道水の質に関していろいろ検索しているうちに、水の水質をセルフ検査するためのキットを発見しました。

検査用スティックを水に浸けて、色の変化で水質を調べるというこれまたアナログな検査キットです。でも約15ユーロと手を出せる金額だったので、試しに取り寄せてみました。

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届いたキットは、こんな感じです。スティック3本と、結果を判断するためのカラーチャート。ちなみに、下に敷いているのは説明書(裏)です。

それを数秒、検査したい水に浸します。我が家は通常の水道水と、ブリタを通した浄水の2種類検査しました。

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これはブリタのほうの結果を、鉛(Copper)の部分に合わせて置いたもの。見えにくいですが、「1」と「3」の間くらいの色かなと判断しました。1.5から2マイクログラムっていう感じでしょうか?

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WHOは5μgまでを健康的な水の基準にしているようなので、やはり心配には及ばなそうです。他の検査項目も、素人目には突出したものはなさそうでした。良かった良かった。
ただしこれはあくまでも簡易的な検査なので、本当に気になる場合は、正規のラボなどに検査依頼をしたほうがいいでしょうね。

●安全な水を汲める場所

余談ですが、安全な水を無料で提供してくれる公共の水飲み場(汲める場所)もあります。こちらの地図はアムステルダム近郊のみですが、公共の水汲み場の設置場所を調べられます。

私の住む街にも、水筒に水を補充できるように水汲み場が設置されているのは知っていますが、上の地図の場所はもっと大型容器持参でも大丈夫そうです。
水は生きる上で欠かせないものなので、安全な水を使いたいですよね。アムステルダム市が、いち早くこの問題から脱却できるよう祈っています。

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