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When you came into my life.
ライン川のほとりにある、薄暗いパブ。
『狼の腹の中』と名付けられた店に、私と彼は来ていた。
結婚五年目。
喧嘩もするし、お金だって満足するほどではない。
主人と私の生活リズムの違いのせいで、子供だってまだいない。
だから、順風満帆とまではいかない。
けれど、それでも慎ましく夫婦をやれている、と私は思う。
五年間、頑張ったよね、二人とも。
そのご褒美として、少しずつ少しずつへそくり
Falling jimmy.
人は、誰しも才能を持っている。
だから、一人一人が、大事な大事なオンリーワンだ。
俺の小学校生活最後の年を受け持った教諭が、そんなことを言っていた。
確か、あの当時流行っていた歌にも、似たようなフレーズがあったような気がする。
あるいは、そのフレーズから頂戴した言葉だったのか。
とにかく、そんなことを言った教諭がいた。
今となっては、まったくもってその通りだと納得できる言葉だが、当時の俺には、その
『青空』あとがきのようなもの。
ショートショート(SS)『青空』は、2年ほど前に、「曲を聴いて感じた印象をSSにする」という遊びをやっていた時に生まれた作品です。いくつか書いたのですが、中でもお気に入りだったのが、この『青空』です。そのため、今回、少しだけ手直しをして公開してみました。
当時、僕はバス会社に務めていたので、バスを題材にしたお話しを作ろうと思っていました。そこで、THE BLUE HEARTSの名曲、『青空』をモ