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LGBTへの理解を進める気がない日本

LGBT理解増進法が法案として成立しました。
法案の内容について曖昧な部分が多く、国会で揉めるだろうなと思いきや、大した審議もされずに、そのまま成立となってビックリ!
これに限らずいつもそうだろうと言われればそれまでですが(笑

今回の一連の動きから日本ではLGBTに対して理解を進むのはまだまだ先になりそうだなと思いました。
このニュースを読んで、この国の議員さんは所詮この程度の認識なんだなとガッカリしました。

今回、自民党はこの法案に関して党議拘束をかけました。
つまり、この法案には自民党で賛成の立場だから、自民党議員は全員賛成だよ。賛成しなかった人は処罰の対象だよというもの。
しかし、今回党議より自分の政治理念に従い、退席した議員もいました。
その議員の一人にインタビューをしたのが、上の記事です。

この中で十分な国会審議も行われないままに法制化へ至ったことについても言及されています。
「推進派議員が『審議をしっかりやると、いろいろな問題が噴き出てきて手が付けられなくなる』と発言していた」
これがどこまで本当かはわかりませんが、今回の法案成立のスピードと併せると、信憑性が高いかなと思います。

結局、これは成立ありきの法案で、日本国民にLGBTについての理解を進める気はまったくなかったということが分かります。
定義が「ジェンダーアイデンティティ」ってよくわからない単語になっている時点でうやむやにする気満々。

LGBTを理解してもらうためには、学習指導要領にきちんと明記して教えることが必要だと考えています。(小中高のどの時点で入れるかは議論は必要)

もし学習指導要領の中のどの科目で入れるかとなると、性に関するものなので性教育になると思います。
この観点から見ても、障壁高いですね。
日本は先進国とは思えないほど、性教育については遅れています。
教える時間も圧倒的に短いし、内容も当たり障りのないものばかり。
性交についてはもちろんのこと、男子や女子の生殖器で起こる生理現象等も教えません。(生理現象については男女別で教えることはある)
この結果がもたらすことが未成年の妊娠や性病の増加になります。
学校で教えなくても、青少年は色々な手を駆使して、勝手に知識を得ようとします。
ネットやSNSの誤った知識や怪しい情報に触れてしまった場合、その善悪を区別することができません。
ネットやSNSが普及していなかったアラフォー世代でも、アダルト雑誌や通販を利用して知識を手にしていましたからね。
エロの力はすごい(笑

基本である男女の性に関する教育にきちんと向き合っていない国で、性の多様性に関する理解を求める方が難しいのかもしれません。
なおさら、このLGBT理解増進法はなんのためにあるのか?と疑問です。
こんな法律なくても、それなりに暮らせてはいるので、放っておいてほしい。


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