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クリック率が1.5倍に!? 新サービス「Storiesマンガ」について担当者が語ってみました

こんにちは! トライバルnoteチームの秋元です。
トライバルは、イラスト制作・漫画制作を支援する株式会社フーモア(以下、フーモアさん)とともに新サービス「Storiesマンガ」を9月にローンチしました。

今回はフーモアさんのオフィスにお邪魔して、漫画事業部 部長の井本さん(以下、井本)とトライバル 三浦・服部の3人で「Storiesマンガ」の詳細から、なぜ“マンガ”なのか、そして実際にとある企業で実施した結果はどうだったのか……? を語ってもらいました。

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ディレクターの前職は、他業界のマーケティング経験者? フーモアさんの事業内容と強み

井本:フーモアは、マンガ家を目指していた代表の芝辻が2011年に立ち上げた会社です。もともとゲームのイラスト制作をしていた会社で、3年前からマンガ制作事業をはじめました。制作物のクオリティの高さが強みで、お客さまからもとても信頼していただいています。

また、我々はよく「エンタメケーション(※1)」と表現しているのですが、企業の課題をエンターテインメントで解決することを通して、クリエイティブで世界中に感動を与えたいと思っています。

※1 「エンターテインメント」と「コミュニケーション」をかけあわせた造語

三浦:エンタメケーション、面白い考え方ですね。僕らが今回フーモアさんと一緒にタッグを組めてよかったと思う点は、そうした独自の視点をもっているところやマンガのストーリーの元となるシナリオ(脚本)を、フーモアさんのディレクターが制作してくれるところでした。

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▲株式会社トライバルメディアハウス
クリエイティブディレクター 三浦商店信彦
※「商店」は前職からの“屋号”です

マンガ家やイラストレーターを紹介してくださる企業は数多くありますが、フーモアさんは違う。両者の立場やクライアントの意向を汲み取っていただけるディレクターさんがシナリオを作ってくださるので、フーモアさんとなら一緒にクライアントの課題を解決できると思ったんです。

井本:以前はマンガ家やイラストレーターがシナリオを描いていたのですが、制作に集中してもらいたいという思いから、いまはディレクターが制作するフローになっています。
しかも、ディレクター職のスタッフは、実はマンガやイラストなどの制作業界以外から転職してきた人の方が多いんです。

三浦:それは意外! どういった仕事をしてきた方が多いのですか?

井本:他業界の“マーケティング部”に所属していた人が多いです。採用では、マンガなどのエンタメで企業課題を解決することに関心があるか(マーケティング視点を持っているか)という点も見ています。そういう点では、ディレクターの特徴も弊社の強みでもありますね。


広告配信サービス「Storiesマンガ」とは

服部:今回ローンチした「Storiesマンガ」は、InstagramのStories(以下、ストーリーズ)に特化した広告配信サービスです。

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短い動画や写真を24時間限定でシェアできるストーリーズは、国内のDAU(デイリーアクティブアカウント)のうち70%が活用しているといわれています(※2)。先日お会いした事業会社のマーケティング担当者(30代・男性)も「Instagramは(フィードでなく)ストーリーズしか見てないんだよね」と言っていましたよ。

※2 Instagram Business https://business.instagram.com/a/stories

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▲株式会社トライバルメディアハウス
プロダクトデザイン事業本部
ディレクター 服部 真人

Instagramは世界観が統一された画像や動画が好まれるため、業界や商材によっては投稿しづらいこともあると思いますが、ストーリーズは24時間で投稿が消えるため活用しやすい。それに、Instagramは写真の投稿が多いと感じている方も多いと思いますが、マンガ家やイラストレーターもInstagramを活用していますし、主婦の方が子どもの様子をイラストなどで投稿しているケースも多いですよね。マンガ関連のハッシュタグも数多くあります。

このサービスは、クライアントのマーケティング課題に寄り添う役割と広告の運用をトライバルが、シナリオやマンガ制作のディレクションをフーモアさんが担当しています。

今回フーモアさんにお願いをしたのは、画像や動画ではなく日本人に馴染みがありユーザーの興味を惹きやすい「マンガ」で表現すれば、よりユーザーの興味を惹くことができると考えたからでもあります。

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▲「Storiesマンガ」のサービスフロー

Instagramでマンガを活用する3つのメリットと、実際に広告出稿した結果とは?

井本:マンガ自体はポップカルチャー(大衆向けの文化)の一つで、幼少期から娯楽として見ている人が多いですよね。また、コミックの単行本・電子出版ともに推定販売金額が伸びていますし(※3)、注目され続けている文化です。

そして、Instagramでのマンガ活用には、3つのメリットがあると考えています。

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▲株式会社フーモア 漫画事業部 部長
井本 洋平

1つ目は、テキストと絵が物語にのせて表現されるため「興味喚起させやすい」こと。2つ目は、動画コンテンツに比べてテキストや情報量が多くても自分のペースで読ませることができ「内容を理解させやすい」こと。そして3つ目は、マンガは幼少期から親しみがあるため、主人公を自分ゴト化させることで「疑似体験が可能になる」ことです。

※3 公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所による「2019年上半期の出版市場 」https://www.ajpea.or.jp/information/20190725/index.html

服部:Instagramとマンガの相性はかなり良いですよね。実は、長くお付き合いのある大塚製薬さまに早速このサービスを活用いただいたんです。

夏休みにあわせて「小学生のお子さんがいるお母さんに『カロリーメイト ゼリー』を訴求したい」というご要望があったので、本サービスを提案しました。

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マンガと静止画でそれぞれ広告出稿したところ、静止画に比べてマンガの方がクリック率が約1.5倍高くなりました。これは広告上でもしっかりと興味喚起させたうえで、クリック先へ誘導できた結果だと言えますね。

三浦:次回運用する際は、クライアントから“一番伝えたいこと”を汲み取ったうえでマンガのテキスト量をもう少し減らして、1~2枚画像でも検討したいです。バッタリ出会うような“広告”では、より気軽に読める方がクリック率などもさらに向上すると考えています。

服部:『カロリーメイト』は、5大栄養素(タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル)を含むバランス栄養食です。今回は特に、画像だけでこれらの特徴を表現することが難しいためマンガで利用シーンを分かりやすく表現し、共感や自分ゴト化させることが狙いでした。

本サービスは、このようにInstagramで投稿しづらい・表現しづらいと感じている業界の方に活用いただきたいです。1枚の写真では表現しづらい商材やサービスこそ、マンガによるストーリーの力が活き、よりユーザーに理解してもらえると思うので、同様の課題を感じているマーケティングや広報担当者の方は、ぜひ気軽にご相談いただきたいですね。

三浦:僕たちも日ごろから「効果の高い広告を運用したい」と考えているので、「Storiesマンガ」だけでなくマンガを活用した広告やコンテンツを、もっと企業に活用いただきたいです。

そして、このサービスに限らず、フーモアさんとはこれからも企業やブランドのマーケティング課題解決に向けて、一緒に良い仕事をしていきたいですね。引き続き、よろしくお願いします!

井本:よろしくお願いします。

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インタビュー後、フーモアさんのエントランスに出ると、ミッションに掲げている「クリエイティブで世界中に感動を」を表現したパネルが。

三浦はそれを見ながら「トライバルのスローガン『人類にオドロキと感動を! 人生にもっと熱狂を!!』と同じパッションを感じる……。」と感動していたので、思わず一緒にパシャリ。

対談にご協力いただいた井本さん、ありがとうございました!

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フーモア 会社概要
株式会社フーモアは、「クリエイティブで世界中へ感動を」をビジョンに掲げ、国内外12,000名規模のクリエイターネットワークを活用し、日本から世界へコンテンツを創作・発信しています。
運用型ソーシャルゲーム向けのイラスト制作、サービス・商品の理解促進のためマンガを活用したプロモーションの提案・制作や、国内女性向けマンガアプリや海外向けノベルアプリなどの自社サービスを展開しています。
https://whomor.com/


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