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学生の力で島の活性化【直島地域活性化プロジェクト】

みなさん、こんにちは。
なえどこのいくみんです!

現在、私たち「地域連携学生委員会なえどこ」は、他の香川大学プロジェクトにお邪魔して、取材させていただいております。
今回は第5弾!「直島地域活性化プロジェクト」(以下直P)さんに取材させていただきました。
取材担当はしおりんといくみんです。つるさやとハルカスも参加してくれました。
取材を受けてくれたのは、リーダーの江口さん(経済学部3年生)、副リーダーの近藤さん(教育学部3年生)、同じく副リーダーの小坂さん(創造工学部2年生)計3名になります。

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直島地域活性化プロジェクトとは?

直Pさんについて、ホームページから言葉をお借りして紹介をさせていただきます。

私たちは直島で和cafeぐぅの経営をしながら、島を訪れる人に観光ガイドを行ったり、島民向けのイベントを企画したりしている香川大学直島地域活性化プロジェクトという団体です。
香川大学直島地域活性化プロジェクト|公式HP|和cafeぐぅ 

そんな直Pさんへの取材の様子を記事にさせていただきました!
取材へのご協力ありがとうございます。

直島地域活性化プロジェクトの活動内容


-具体的にどんな活動を行っているか教えてください。

(江口さん)
直Pは2005年に発足して今年で17年目になります。2006年から「和cafeぐぅ」というカフェの運営をしています。カフェの経営を始めた当時、観光客が直島に増え始めたんです。でも、カフェといった観光客が休憩できる場所が1軒2軒しかなかったそうで。休憩所を交流の場所として提供できたら良いなと思ってカフェをオープンしました。

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「和cafeぐぅ」のある本村地区でのボランティアガイドも2008年からしてます。
他には、去年から新しく始めた「高原城址再生プロジェクト」があります。私たちのカフェの裏山を上ったところにある広場が、昔は人が集まる場所だったのにも関わらず、高齢化による手入れ不足で鬱蒼としている状況です。そこで「その広場を整備してまた人が集まるような場所にしよう」という目的で行っているプロジェクトです。他にも、小学校と連携するプロジェクトとして、豆腐プロジェクトがあったり、直島の防災目線でのプロジェクトを計画中です。

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観光ボランティアガイドの様子

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高原城址再生プロジェクトの様子

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豆腐プロジェクトの様子

豆腐プロジェクト
直島小学校の子どもたちと完全自家製の豆腐を作るプロジェクトを行っています。春、小学校の庭に大豆を植えて、夏に水やり、秋に鞘取りをして、冬に豆腐をつくってみんなで食べます。私たちが日頃口にするものを実際に自分たちで1から作り「食べること」の大切さを学んでいます。
about us | 和cafeぐぅ (wixsite.com)

-たくさんの活動をされているんですね。では、直島地域活性化プロジェクトのどこに魅力を感じて加入したか、教えてください。

加入理由

(近藤さん)
私は、大学生になって適当に時間を過ごすのはもったいないなと思って、プロジェクトを見に行きました。そこで直Pのことを知り、シンプルに楽しそうなのと、学生のみで経営しているカフェがすごいなって思って、できるんだぁって思いました。直島では夏や秋に行われるイベントがたくさんあり、島民の方と仲良くなれる経験ができるプロジェクトは他にないと思って、たくさん学べることがあると思って入りました。


(小坂さん)
大学生になったのでいろいろ挑戦したいと思いがあって、いくつかあるプロジェクトの中から、面白そうと思った直Pを選びました。僕は建築士になるのが夢で、香川大学の創造工学部建築コースに入学しました。直島は建築家の方がたくさん関わっているので、自分の将来に役立つかなと思って選びました。

(江口さん)
私は、元々観光に興味があり観光地域振興コースがある香川大学を目指していました。高校生の時に、学生がカフェを運営しているということを知って、家族で直島に行きました。直島の雰囲気がすごい好きで、大学に入って何かしたいと考えた時に、直島は雰囲気が良かったから、直Pを見てみようかなってプロジェクトの雰囲気も良く、いろいろな経験ができそうだなって思って入りました。

-ありがとうございます。
次に、皆さんが思う、外からじゃ分からない直島地域活性化プロジェクトの魅力をお話ししてもらえますか?

直島地域活性化プロジェクトの魅力

(近藤さん)
プロジェクトに入ったら、学部や得意なこと、やりたいことが違ういろんな人が集まっている中で、でも1つの目的や目標に向かって,皆で話し合ったり、たまにぶつかったりしても、同じ方向を向いて皆で頑張るのが、新鮮だと私は思うんです。深く関わり合える場になるのがプロジェクトの魅力だと思うのと、特に直Pは人数がすごい多いので、いろんなことを知れることが直P独特の魅力に繋がっているかなと思います。

(江口さん)
全く一緒って言えるくらい、私もそこの部分に魅力を感じてます(笑)
外部の方と連絡を取ったりする経験ができることも1つの魅力で、カフェの営業やプロジェクトの運営も学べることが魅力だと思うんです。けど、自分が好意でしたことが相手にとってはプライドを傷つけたり、解釈が違ったりする経験がたくさんあるので、より一層、今までより人の気持ちを考えて行動したりとか、話したりとか、シンプルなんですけど自分の足りなかったことに気づけたことが1つの魅力だと思います。

-人間関係や外部との連絡など、私もプロジェクトに入っていろいろ感じたことと共通しているなと感じました。
次の質問です。直島地域活性化プロジェクトの活動で一番印象に残ったことを教えていただけますか?

一番印象に残ったこと

(小坂さん)
僕は、「家プロジェクト」という直島のアートを観光客の方にガイドすることが一番印象に残っています。実際に観光客の方に向けて、最大限直島の魅力を伝える際、伝え方が難しくて、外国人の方には英語でお伝えしたりするなど、一緒に携わっているベネッセの方にアドバイスをいただきながら、伝え方を考えて実行していくのが、大変ではあるんですけど、楽しいと思っています。

(近藤さん)
1年生のときの秋に「環境フェスタ」といって環境に良いものを売ったりするイベントがあったんです。港からすぐの芝生広場で、皆が出し物をしたりしていて、直Pもおからクッキーとかエコバッグ作りとか、お弁当の蓋をリサイクルしたプラバン作りとかをやりました。直島の大人から子供までがたくさん集まっていました。直島に移住された歌手の方が娘さんと一緒に歌うライブが開かれていて、なんて平和な島なんだ!っていうのが印象に残っています。楽しかったです。

-環境フェスタ、すごく楽しそうですね。ぜひ開催されたら行ってみたいです。直Pさんはたくさんの活動をされていらっしゃいますが、それを宣伝する広報活動についてお聞かせください。

広報

(江口さん)
直Pには広報部門があります。広報部門のメンバーが中心になり、SNSとホームページでイベント周知しています。直島のことやカフェのことを発信しています。それから、メディアの方に取り上げていただく際に、ガンガン宣伝してもらってます(笑)

-メディアに掲載してもらうことで、集客率に繋がりましたか?

(江口さん)
大泉さんが来られた後どっと増えるかなと思っていたんですけど、コロナのこともあり思ったより増えた印象はなかったです。でも、この前大泉さんの見たよ~といって来られた方がいました。新聞を見て島民の方がいらっしゃることもあって、集客効果を十分に感じています。

-なえどこは広報がずっと課題なんです。集客に悩んでるんですが、外部発信することは集客に繋がりますか?

(江口さん)
そうですね。どうなんだろう(笑)
SNSも結構頻繁に更新してますし、他のプロジェクトさんはTikTokを活用したらフォロワーが増えたと言っていました。後、外国人向けにハッシュタグを英語表記にしたりとかして、外国の方に届けるようにすると増えるらしいです。

-ありがとうございます。

直島地域活性化プロジェクトは所属メンバーも多く、知名度が高いプロジェクトだと思いますが、難しいこともあると思います。プロジェクト運営はどのようにされていますか?

プロジェクト活動で難しかったこと

(近藤さん)
全体でのミーティングだけじゃなく、学年ミーティングも定期的にしています。こまめに役割ごとのミーティングを行うことで、定期的にプロジェクトメンバーと関われるようにしています。難しいことはメンバーや役割によって異なってしまうモチベーションの維持ですね。
モチベーションを維持してもらうために、情報共有を徹底しようとしてます。あと、新入生にマニュアルを配ることで、常に自分で学べるものがあるっていうのが、モチベーションを保つ、自分で努力する土台としてあるのは大きいかなと思います。

-ありがとうございます。ミーティングをたくさんやっているんですね。今は何人の方が所属しているんですか?

(江口さん)
今は87人ですね。(取材日:5月21日)

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-思ったより多いですね(驚)

話は変わるのですが、カフェの営業で大切にしていることはありますか?

(江口さん)
先輩方の「観光客の方に満足してもらいたい」「島民の方に貢献したい」という思いを受け継いできたので、その思いは壊したくないです。

-本当にプロみたいですごいですね。やりがいにも繋がりますね。

最後にこの記事を見ている方にメッセージをお願いします。

メッセージ

(江口さん)
直島はステキなところなのでぜひ遊びにきて下さい!
直島地域活性化プロジェクトではいろいろな経験ができます。加入お待ちしています!

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おまけ

-取材の途中でハルカスが聞きたいことがあったようで・・・?

(ハルカス)
私、大泉洋さんの大ファンで!大泉洋さんが「和カフェぐう」に来られたときのお話が聞きたいです。

(江口さん)
大泉洋が来られるというお話を聞いたとき、最初に嘘かもしれない、別のところに行かれるかもしれないと思っていたんですよ。実際にお会いするまでは現実味がなくて。
大泉さんって雨の日のロケが多いですよね。その日も滅多に降らない雨の日で。ぱっと見たら玄関先にいらっしゃって(笑)
震える手でご飯を提供して、頭の中が真っ白で、何を話していたか覚えてなくて。後日放送を見たら、やらかしてしまっていた部分はあったんですけど、ほんとに優しく対応してくださって。放送はされなかったんですけど、どういうことをしてるのとか、学生プロジェクトってすごいね、みたいな言葉を言っていただいたような気がします。その中で大泉さんがステキだと思ったエピソードがあるんです。
撮影が終わり、大泉さんが帰られます!ってなったんです。でも大泉さんが客間にいらっしゃらなくて、いつの間にかお帰りになったのか、さよならって言っておけば良かったって思っていたんですけど、大泉さんがお手洗いから出てこられて。手を洗った後お見送りしようと思って、待っていたんですけど、手を拭く紙を多めに取られて、手洗い場に散った水を拭いていらして。それを見たときに私はこの人のファンでいたいと思いました。本当にステキでいい人だと思いました。

(ハルカス)
ステキなこと聞かせていただいて、ありがとうございます!

あとがき

今回の直Pさんへの取材では、自分も共感できる話や見習いたいと思う話がたくさん聞けました。モチベーションの維持は自分も悩んでいて、プロジェクト内で、モチベーションを維持し、自分で努力する土台が作られていることがとても勉強になりました。直Pさんが17年も活動を続けられてきたことは、この土台があるからこそなのではないかと思いました。

直島地域活性化プロジェクトの皆さん、取材をお受けしていただき、ありがとうございました。


****直島地域活性化プロジェクト情報*****

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