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記事一覧

スポメニック巡礼(下)

前回の続き  「旧ユーゴ僻地の巨像スポメニックをこの眼で見たい」という衝動に駆られ、私の…

Plom
5日前
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スポメニック巡礼(上)

スポメニックとは スポメニック(Spomenik)とは、旧ユーゴスラビア国家に点在する巨大彫刻群…

Plom
9日前
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異形巨大建造物 巡礼

 私は巨大建造物フェチである。子供の頃から、近所の田んぼの中に屹立する大きな送電塔をぼー…

Plom
11日前
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異世界日本体験記

 美容室の受付で「お会計50ユーロです」という日本語を聞いたとき、この文章を書こうと思い立…

Plom
12日前
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マンドリア共和国について

………もちろん現実には、中国の沿岸部にそのような国家はない。上海や温州といった都市が雑然…

Plom
12日前
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紀伊半島奥地の秘湯レポ

 2年ほど前からバイクに乗るようになった。お気に入りだったルイガノの自転車を盗まれたのが…

Plom
12日前
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旧字体で読む『草枕』と、2000年代のインターネットについて

 一番好きな小説は何かと訊かれたら、夏目漱石の『草枕』と答える。『草枕』は、春先に熊本の温泉郷へ逗留に来た画描きの「余」が、ひたすら一人称視点で情景描写や思索を展開していく、ただそれだけの内容である。物語としては、ある不思議な女性との微妙な駆け引きが随所に挟まれ、「余」がそれに翻弄されたりもするが、強烈なオチや事件性は殆どない。じゃあ何が良いかって、何の変哲もない一人旅の情景すべてが、これでもかというほど美しく精緻に描写されているところだ。漱石は英文学、漢詩、古美術などに造詣

虚言癖の人たち

 お人好しの八方美人なので、たまに変な奴に執着される。宗教勧誘された回数は数知れず、ちょ…

Plom
12日前
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くたばれ一流エリートビジネスパーソン

 あぁ、やられた…ついに、ここも奴らに攻め込まれたか。駅ビルの大型書店で学術書を漁ってい…

Plom
12日前
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