本。辞書、地図、図鑑

今日は本の話。『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(小川大介、すばる舎)を読んだ。

以前から見たことのあるタイトルではあったのだが。Kindle Unlimitedの中にあったので今回初めて借りてみた。

我が子に対して、特別頭がいい子にしたいという願望はないが、ある程度の頭の良さは、生きていく上であれば便利かなとは思う。親ができることは、環境作り。この本では「辞書」「地図」「図鑑」に親しむためのあれこれを書いている。

この3つを使ってがっつり勉強するというよりも、この3つに日常から親しみ、楽しみ、遊ぶ。それによって自然と好奇心や地頭が育っていき、最終的には子ども自身が学びを「楽しい」と感じることを目指す感じだ。

子どもは(大人もそうだが)「楽しい」と感じることでないと、自らやりたがらない。学ぶことをどう「楽しい」に持っていくのか。そこが親の腕の見せ所で、そのためのツールとして「辞書」「地図」「図鑑」を使う。

子どもの前にただポンとそれらを置いただけでは、当然子どもは楽しみ方がわからないので使わない。親が「この言葉はこんな意味なんだね」「今日はここに行ったよ」「この生き物はこんな特徴があるんだね」等とまずは本や地図を開いて最初に楽しみ方を教える。そうしているうちに、子どもが自ら使い出したらしめたもの。後はどんどん子どもが自分で学びだすというわけだ。

それぞれの使い方やオススメの本も紹介されているので、関わり方や選び方がわからなくてもとりあえずこの本を読めば何かしらの一歩は踏み出せるかもしれない。

育児全般に言えることなのかもしれないが、大変でも小さいうちに親が手をかけている方が、後々楽になるのだろうな。小さいうちにいろんな取っ掛かりを子どもに教えてあげていれば、後はその子が好きなことを好きなように学びだす。自分の力で生きていく。

子どもは成長すればする程、どんどん親から離れていくものだ。親の傍にいるうちにできるだけ手をかけて目をかけて、離れていく時になったら手を放して見守る。それが親にできることなのかなぁと改めて思った。


ではまた明日。