授業pdca3

授業の振り返りのフォーマット

たまにはノウハウ的な記事を書いてみようと思います。
日本語教師として働いていた時に使用していた、「授業の振り返りのフォーマット」の紹介です。

たった4ステップの振り返りシートです。

「事実」「反応/影響」「気づき」「次回へ」。

例えば、日本のCMとベトナムのCMを比較し、その違いについてディスカッションしてみようという授業を行ったことがあります。
その時の振り返りシートはこのようなものです。

授業を実施したあとには、いろいろ思うことや反省点、改善案が出てきます。
それを書きなぐったノートを残すのも良いですが、このように統一したフォーマットに落としておくことで、その後また振り返る時に見やすくなりますし、また統一した書き方にも次第に慣れ、振り返りにかかる時間が早くなります。

事実
ここには授業中に起きたことを書きます

反応/影響
ここには学習者の様子などを記録します

気づき
ここには授業中やその後反省の中で気づいたこと、得られたこと、思ったことを割と自由に記述します

次回へ
ここには次回同様の授業を行う時、同様でなくとも次回からの授業作りや実施に活かしたいこと、改善したいことなどを書きます。個人的にはここが一番大事に思っています。

授業作りもPDCA
授業案を作って、実施して、振り返って、次回改善につなげる。
という非常にわかりやすいPDCAサイクルを、授業者は毎日毎日行ないます。

ビジネスシーンにも劣らないくらいの高速サイクルを回し、より良い授業を学習者に届けていくというお仕事が日本語を教えるということだと思っています。

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