見出し画像

ふるさと体験の里山「八重山・能岳」(山梨県)

登山日:1月13日

山梨県でも東京に一番近い上野原市にあるは八重山・能岳に登りました。
高山の日本アルプスも良いけど、低山も素晴らしいところが沢山あるってことは今更言うまでもないことですが、低山とも呼べない里山・裏山程度の山も、行ってみたら意外と素晴らしいところがあるんです。
今回は、低山というより里山の名峰「八重山」登山です。

八重山周辺は、山梨県上野原市が市民から寄贈された山を登山者に楽しんでもらおうと、市が登山道を整備した最近人気の山です。今回は、上野原駅からバスで登山道近くまで行ってしまえば2時間程度で終わってしまうので、駅から歩いて登れる秋葉山コースも加えて4時間程度で組んでみました。

綺麗にリニューアルされた上野原駅で待ち合わせ、歩いて秋葉山登山口まで行きます。途中の商店街に上野原名物でソウルフード「酒まんじゅう」のお店が軒を連ねています。味の基本は「あんこ・鮭・味噌(田楽みそ)・塩」の4種類です。蒸したての熱つ熱つをいただくと冷え切った体がホッコリ温まります。お土産にも沢山買いました。
前半の秋葉山コースは、登山道と言うより生活道らしき道を歩くので道標もありません。よほど注意してないと間違えてしまい、民家のお庭や田畑に入ってしまいます。管理人のルートファインディングの腕が試される?試練の里山です。それでもわかりづらいので農作業をしている方に道を訪ねながら、なんとか八重山の登山口までたどり着けました。

八重山登山口は広い駐車場と綺麗な水洗トイレがあります。近くに中学校があり、そこの生徒さんが登山者のためにトイレ清掃をしてくれているそうです。汚さないよう綺麗に使いましょう。
登山口から山頂まで「五感の森」として整備されています。五感とは①見るは、コナラ・カヤなど実をつける木が多く、実を探し、②聞くは、クマザサ・トチノキなど葉がこすれる音を楽しみ、③嗅ぐは、コブシ・カリン・梅の花の香をたのしみ、④触るは、サルスベリやサンショウ・ヒイラギなどのトゲや幹のスベスベを触って楽しみ、⑤味わうではタラノキ・山柿など食べられる木々を楽しみます。そんな木々や草花を楽しんでいたら展望台に到着しました。二階建ての休憩広場がある素晴らしい展望台です。
あいにくと富士山は見えませんでしたが、素晴らしい眺望が楽しめました。ここで車座に座りランチタイムです。八重山(530m)山頂にも小さいですが東屋があり休憩できるようになっていました。
しばし休憩して「能岳(風向山)」山頂を経て、上野原に下山し、帰りはバスで上野原駅まで戻ってきました。

綺麗な登山道で、景色のいい展望台や東屋もあり、ノンビリと歩けた新年初登山でした。標高だけでなく知名度も低い山も、探せば楽しい場所が多くあることを教わり、新年の良いお年玉でした。

上野原駅に集合。駅が新しくなりバス乗り場も南口に移動し広くなっています。昔の登山客でひしめき合った、北口の狭いバス乗り場が懐かしいですね。
今回はバスに乗らず歩いて行き、中央高速を渡ります。談合坂手前辺りでしょうか。
上野原のソウルフード「酒まんじゅう」で体を温めましょう。狭い商店街に何件もの酒まんじゅう専門店があります。それぞれ特徴があるみたいですが、登山道近くのお店に入りました。
蒸したてを頂きます。
具は、あんこ、鮭、味噌、塩と4種類がありました。
まずは登山口まで里山(裏山)あるきです。
「秋葉山」山頂
山頂にお社がありました。何も書いてありませんでしたが、秋葉神社だとすると火防(ひよけ)・火伏せの神様です。「山火事注意!」
珍しいですね「庚申塔(こうしんとう)」です。「右、八王子」とあります。庚申塚(こうしんづか)ともいい、道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石碑、石塔のことで、「庚申」や「庚申搭」金剛像などが刻まれたものがあるようです。
駐車場は広くて、とても綺麗な水洗トイレがありました。直ぐ側の中学校の生徒さん達が登山者のために清掃してくれているそうです。ありがたいですね。汚さないよう綺麗に使わないと!
とても整備された登山道です
所々に草花の説明もありました
展望台に到着!
車座になってランチタイム
一番手前に見える八重山に向けてもう一踏ん張り
山頂に休憩所(東屋)が見えますね
八重山到着、意外と近かった。
能岳山頂
さあ、下山開始
石仏、ユーモラスで可愛らしいお顔をされてますね。見てるだけで癒やされます。
優しいお顔の馬頭観音菩薩様ですね.一般的に「馬頭観音」は怒りの表情が多く、怒りの激しさによって苦悩や諸悪を粉砕し、馬が草を食べるように煩悩を食べ尽くして災難を取り除くとされているそうですが、この界隈では優しいお顔が多く全国でも珍しいそうです。見てて、優しい気持ちになれますね。
上野原に下山。ここからはバスで駅まで戻りました。
上野原駅到着、お疲れ様でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?