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未来の自分のために 医者になった今思うこと

未来の自分のために 医者になった今思うことを思い返してみます。

今日の自分の努力が10年後の自分を救う

この言葉は自分が自分を奮い立たせる時によく心に浮かべた言葉ですが、今振り返ってもその通りだと思っております。

現在海外で医師として生活しておりますが、現在ここにいるには、いくつかの試験を合格、さらに、様々な実績を重ねることが必要でした。

例えば、日本の一発勝負の大学入試、それも医学部に合格するには、小中高の学習の反復による知識と応用力が必要です。
着席した瞬間にすでに勝負はほぼきまっています。
そして、同じレベルの受験者とのあいだの、ノーミスの勝負に勝った場合にのみ狭き扉を突破できます。

努力の集大成としての受験、その突破がなければ自分の思い描く未来の扉は開かないことはわかっていました。ならば突破するしかない。

自分のイメージは、受験は走り高跳びでした。
完全な助走、踏み切り、空中での姿勢、そしてバーをのりこえる最後の身体のひねりなど、全てがパーフェクトでやっと受験は越えられます。それは繰り返しの努力と実力の蓄積なければ不可能なことです。

ウサギと亀の物語

日本で知らない人はいないこのウサギと亀のレース。結局着実に歩いた亀が勝利します。
人生はだれかと競うレースではありませんが、歩みを止めた瞬間からそれから先の可能性がだんだん減っていきます。
高校では実力テストで学年の順位がわかりました。大手予備校主催の模擬テストでは日本全体のライバルとの位置関係もわかりました。単純にそれを励みに勉強することも大切です。そしてそれは文字通り、継続は力なり、以外なかったと思います。

モチベーションの維持

単調な長時間の勉強は心身ともに辛いのは、全ての人に共通です。それを乗り越えるには、モチベーションの維持が大切です。いわゆる、自分に人参をぶらさげる、しかありません。

18歳までに考えたことは、自分の未来のためにまずは医学部入試を突破することでした。当時イメージしていた医師の生活、専攻科目も住んでいる場所も全く異なりますが、その後の自分の各年齢においても、10年後の自分、すなわち自分の未来のため、あらゆる選択肢を極力へらさないためにその環境においてできることを地道にこなす以外はなかったと思います。周りの助けや運も大切ですが、不確定な要素ではなく自分でできることをまずこなす事が未来を広げると思っております。

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