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★キャンピングカー生活まであと144日★「奥多摩ひとり旅①」

あした何の日?

こんにちは。
今回は奥多摩・青梅旅行の紀行文、第1回になります。

以前よりちらちら小出しにしていましたね。お待たせしました。

旅の経緯

以前から奥多摩に行ってみたい、という気持ちはありました。
最初は「終着駅に行ってみたい」というものでした。何かにつけて「最果て」が感じられる場所が好きな私は、岬や港、行き止まり、終着駅といったものが好きです。

奥多摩駅はJR中央線支線の青梅線、途中の終点「青梅線」のさらにその先に伸びる「本当の意味での終着駅」です。そこに行ってみたい。それだけが私の体を突き動かしました。

今回は夏の大型連休が、お盆とは少しずれたタイミングでもらえたので、朝に思いつきで電車に乗り、その道中でゲストハウスを予約して向かってみました。
(我ながら今回はとても思い切った。持ち前の行動力が最大限に発揮されました。)

いざ青梅線

青梅駅を過ぎると、多摩川と山に挟まれた単線を登っていくことになります。しかし驚きなのは、終着の奥多摩駅に着いてもそこが東京都内であること。そう、今回の旅は東京都内のみのお話なのです。

私の住む場所の最寄駅も中央線で、アクセスが便利とはいえ、それでも青梅駅まで1時間の道のり。意外と東京って広いんですね。

私の最寄駅からは、吉祥寺、国分寺、立川と中央線らしい駅を通りながら、そこを過ぎると乗客のほとんどはハイキングや登山が目的なのか、山間部まで行くような格好の人たちばかりが残ります。

青梅駅で乗り換え、いよいよ単線。
今回は事前に旅の計画を練ったわけではないので、行きの電車の中でちらっと見たお店や観光スポットを回っていくことにしました。

まず降りたのは、青梅駅から2駅の「日向和田(ひなたわだ)」駅。
朝の9時頃、私以外に降りる人は2、3人程度。
駅前には一本街道が通るだけで、チェーン店はおろか、視界には入れるようなお店すらもありません。

とにかく暑かったので、水分を持ち合わせていなかった私は急いで最寄のコンビニに向かいます。それでも徒歩7分ぐらいでやっとセブンイレブンが1つだけあるぐらいです。田舎なめてた。

マジ水分補給ダイジ。
喉が渇いた時にはもう遅いと言いますよね。。


大きなポカリスエットを買ったあとは、日向和田駅で降りた目的の「へそまんじゅう」を買うために、来た道を引き返します。
駅と反対側に3分ほど歩いたところに「へそまんじゅう」と書かれた看板とお店「へそまんじゅう 総本舗」さんを見つけました。

峠の茶屋といった感じの出で立ちで、ツーリングで休憩中の方が1人いるだけでした。奥多摩名物とされていますが、ここはまだ青梅市。

茶と白のまんじゅうが売られていたので1つずつ購入。
使っている砂糖の違いで色が違うようで、食べてみると茶色のへそまんじゅうの方が甘く感じました。

ふと時計を見ると次の電車が5分後に来るようでした。
普段なら無理して乗ることもないのですが、この電車を逃すと30分以上は身動きが取れないので、しっかりと乗車します。

次に降りたのは日向和田駅からさらに5駅進んだ「御嶽(みたけ)駅」。

ここでのお目当ては「かき氷」です。
家出て思ったけど、今日は暑すぎる。

近くに多摩川上流のせせらぎを感じながら食べられる天然氷のかき氷屋さん「氷右衛門」さんがあるとInstagramで情報をキャッチしたので伺いました。

10:00にオープンのところ10:15ぐらいに到着。私が入ったあとは団体さんの予約が入ったようで、お店はいっぱいになってしまいました。
めちゃめちゃラッキーなタイミングでしたが、夏休みだからか人は多いようです。やっぱり早めに来ないと混んでしまうんですね。

めちゃめちゃさっぱりレモン味。
チーズソースも抑えめ、追い柑橘ソースと練乳が嬉しい。
写ってませんが、わさびをつけて食べるチーズ豆腐も絶妙。

天然氷のかき氷は頭がキーンとなる頭痛が起きにくいようです。
詳しい理由が知りたい方は調べてみてくださいね。

その後、地元のパンフレットが置いているような小屋?があったので、そこで少し情報収集。少し上流の方に歩いたところに気になる蕎麦屋さんを見つけました。街道を歩く方が近いのですが、小屋横に渓谷の方へ降りられる階段を見つけたので少し遠回りしてみます。近場でキャンプや川遊びをしている人もいて、ここもレジャースポットなのがよく分かります。

気持ちよさそー。
やっぱり私、水辺が好きです。

川のすぐ横を通る簡易的な遊歩道も見つけられたので、上流方面に歩いていくことに。川の近くはやはり涼しく、少し離れた遊歩道を歩いているだけでも冷気を感じます。

この日は濡れても良い想定ではなかったので、そのための服装をしていなかったのですが、近くによって足を川にくぐらせるぐらいはしておこうと思い、川の方へ降りていくことに。

あまり人がいないところを見つけて、近くの岩場に腰掛けます。
ちょうど足をつけながら(濡れずに)座れる場所は無かったのですが、冷気をより感じられる場所に落ち着けることができました。

自然が心地良いのもありますが、それ以上にこの自然をほぼ一人で楽しめている現状に満足していました。

しかし、山奥とはいえ、時は8月。日差しが暑くて遊歩道から逸れると太陽から逃れる術がありません。
早々に戻り、また少し上流の方に歩くことにしました。

まもなくして街道に合流する道があったので、そこから蕎麦屋さん「手打ちそば きり山」さんを目指します。

お蕎麦やさんに繋がる街道に歩道はなく、まさに峠道という感じでした。
そこから5分ほど歩き、蕎麦屋さんが見えてきました。
駐車スペースがしっかり用意されているそこは、徒歩で来るような人はいないようでした。

入店してすぐに「おろし揚げもちそば」を注文しました。
お客さんが特別多かったわけではありませんが、店員さんが忙しそうでメニュー到着までは少し時間がかかりました。

揚げもちだけでなく、紫蘇やオクラ、きのこ、みょうがなど沢山のったもので、バラエティに富んだ美味しいお蕎麦でした。

食べた後は、次の目的地に行くために早速退店し、再び御嶽駅を目指します。もちろん歩道は無し。新宿まで続く「青梅街道」を進みます。
(個人的には新宿〜練馬あたりの"都会の青梅街道"しか知らなかったので、ここまで伸び続けていることに感動。)

しかし、ここで私の経験値の浅さが露呈してしまいます。
電車の時間を調べずに駅まで来てしまいました。
次の目的地へ行くために乗らなければいけない「奥多摩駅」行きの電車がつい5分ほど前に出発しており、次の電車は何と40分後まで来ないようでした。

都会に住んでいると、そういうところの意識が抜けてしまいます。

仕方がないので、駅の待合室に入ってみます。
待合室は冷房がかかっていて、助かりました。
一度入ってしまうと出ることができず、そのまま電車が来るまで待つことに。(結局、夏は山も暑いですね…。)

味のある宿舎。

そして待ちわびた奥多摩行のワンマン電車に乗り、次に向かうは「古里(こり)」駅です。

友人から教えてもらった「だし巻き専門店」に行くことに。
Google Mapを見ると古里駅から徒歩1分で着くという。

人気のお店と聞いていたので、少し時間をずらし、13:45頃に到着です。
しかし、待っている他のお客さんがいるということで、何分待ちですか?と聞いたら「30分後に来てください」とのこと。

30分かぁ…
他のお客さんは車で来ている人がほとんどで、車に冷房をつけてその中で待っているようです。しかし、私は遠路はるばる電車だけで来た身。
もともと列に並ぶことや何もしない時間が大嫌いな私ですが、今回は話が違います。

友人に勧められたし、場所が場所です。気軽に来れないところだから、意地でもだし巻き食べて帰るぞ。そう心に決めました。

今度の駅は、冷房の効いた待合室もありません。
周りに時間を潰せるところや、観光するところはありますか?と聞いたら「山を登るぐらいしかないですね〜」と。

まじか。
外は多分33度ぐらい。
暑さ対策なしには辛い気温です。

さて、どうする私。
とりあえずこのエリア、困った時の多摩川です。
橋の近くに行けば、川で涼んで、癒されることができるだろう。
そう考えて橋に行きましたが、今度は結構高い場所に橋が架かっていて、川まで降りるのは難しそうでした。

どうやらこの駅では多摩川を頼ることはできないらしい。

どうしようと思いながら、近くに小学校があったので、この近くの人はどんな町に住んでいるのかを知りたいと思ったので、近くに寄ってみることに。

しかしよく考えれば小学校は夏休み。結局奥まったところにあったのか、見つけられず。

ここからは特にどこに行こうとかなく、気の向くままに歩いてました。
本当に山に登るしかないのか。

川と逆側、山の方面に続く坂を登っていきました。
が、その先に何も待ち受けていないと私の感が判断し、店の方向に引き返すことに。

近くの運輸屋さん。
大きなダンプが並んでるのはかっこいいですね。
...私だけ?

なんやかんや歩いてるうちに30分が過ぎようとしていました。
ようやくお店の中に入れる...。
そう安堵してお店に戻り着いたのですが、想定よりお客さんの回転が良くなかったのか「まだ待っててください」とのこと。

まじか...!!

並ぶのが苦手な私、普段なら「もういいわ!」と帰ってしまうところですが…
今引き返しても電車は来ないし、待った時間が無駄になってしまう。

いいだろう...。

覚悟しました。
次の予定が控えているけれど、このだし巻きを食べずして次に行くことはできない。

いつまでも待ってやろう、この身朽ちようとも!

結局、そこから15分。自分の名前が呼ばれました。
真夏の屋外で待たされ続けた私は、堰を切るように店内に入り、お水をがぶ飲みです。私、頑張ったよね、水いっぱい飲んでいいよね。

事前にオーダーだけ聞かれていたので、定食はすぐに来ました。
(昼に2食たべてますが、細かいことは気にしちゃダメです)

私がオーダーしたのは数量限定の、烏骨鶏の卵を5個使った贅沢だし巻き定食。戦略なのか偶然なのか、まだ残っているとのことで数量限定にやられてしまいました。

シンプル。

食べてみた感想は…

45分待ってまで食べるものではない!!
のが正直なところです。

確かに美味しかったんですよ?
だけど、ここまで遠路はるばる、みんなの後まで待って食べた割には「ん?こんなものか?」という感じでした。

この定食には卵かけご飯もあったのですが、そっちは結構いけました。

次の予定もあるので、早々に食べて駅に戻ります。
ここから先は次回パートで。

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